| ひねくれた感想です。 多少偏見が入ってますので、 あまり攻撃的に読まないでください。 |
| ●アイルランドが好きな理由 ●4人のノーベル文学賞受賞者がいます。 ウィリアム・バトラー、 バーナード・ショー、 サミュエル・ベケット、 シェイマス・ヒーニー、 だそうです。 私は読んだことがありませんが。 言語感覚に優れた民族ともいわれます。 ●また、19世紀には ハミルトン という天才数学者が出ています。 現代物理学の2本柱 「相対性理論」 「量子力学」。 ハミルトンは、この基礎になる正準方程式というのを発明した人です。 この人の時代はイングランドの圧制と ジャガイモ飢饉 というのが重なってアイルランド全体が苦しかった、食うのもやっとだったそうです。 そんな中、孤立した地域で、孤独に耐えて時代を先駆けた理論を考えたこの人は、どんな思いで生涯を送ったでしょうか。 寂しかったろうか、満足だったろうか、悔しかったろうか、・・・・・。 ●ハミルトンはまた、 「4元数」 というのも発見しました。 どのような環境でも頭の中で美しい理論を想い描いていたようです、 ・・・・ 常人の及ばぬ領域で。 しかし、彼の理論はあまりにも美し過ぎて、難解であったため、同時代の人達には理解できなかったそうです。 私もよくわかりませんが、 後にマックスウェルによって電磁気学に応用されて、初めて有用さが知れ渡ったそうです。 ●よく新聞にはアイルランドのサッカーを 無骨、実直 などと書いてありますが、このような時代を耐えた、 またハミルトンのような人が育った環境、熱い情熱と風土を含めた歴史がそうさせるのかもしれません。 ちなみにサッカー大国と呼ばれている国とアイルランドのおよその人口は次のとおりです。 フランス 6千万人 ドイツ 8千万人 イングランド 5千万人 イタリア 6千万人 アルゼンチン 4千万人 ブラジル 1億7千万人 アイルランド わずかに4百万人 (他のサッカー大国に比べて10分の1か、20分の1) ●ドイツとの試合で、終了直前に同点に追いついたシーン。 こんな小国が大国に互して、一歩も引かないという姿が好きです。 ●印象的だったクロアチア ●クロアチアも人口4百万人程の小国です。 4年前のフランス大会。 日本と同じグループリーグに入って1対0で日本が負けた国です。 当時、テレビ・新聞では、日本のパスミスがどうの、決定力がどうの、中盤で日本がボールを支配できたのはクロアチアの作戦だったの、なんのかんの、と言われていました。 くだらない結果論だ。 ●私が今も印象に残っているのは、クロアチアがシュートを決めた後、全員がグランドに倒れこんで、肩を抱き合って歓喜していたシーンです。 クロアチアといえば旧ユーゴスラビアのうちの一国、大会のダークホースと言われた強国なのに、日本のようなサッカー後進国から1点取ったのが そんなにうれしいのか、といぶかったほどです。 ●旧ユーゴ。 ボスニア、セルビアなど、20世紀初頭からヨーロッパ列強に引き裂かれてきた地域です。 第一次世界大戦もセルビア人の銃口から始まったし、現在でも混沌としている地域です。 今になって思うのは、あの時の歓びようは、クロアチア人が民族の代表、独立国の代表として世界の舞台で勝つ、ということに本当の意味を見出していたのではないかということです。 ●一方日本は、太平洋戦争で負けたとはいえ、大した紛争の歴史を持たず、民族としての誇りなどという観念とは程遠い国であり、当時のクロアチアに負けたのは当然の結果ともいえるのではないか、そんなふうに思います。 今回のクロアチア、地味ながらスター軍団(高給取り軍団)イタリアに勝利! 痛快です。 しかし、無念の予選リーグ敗退、・・・・・残念です。 ●フランスが敗退したのは・・・ ●第一に不運だったと言われます。 ジダンの故障が無ければと言われます。 セネガルが思ったよりも強かったと言われます。 あまっさえ、これまで勝ち続けてきたので勝利への意欲が低下していたとも言われます。 本当でしょうか? 第一に傲慢だったのではないかと思います。 ●何本ものシュートがゴールポストにはじかれ不運だったとはいえ、3試合で0点とは! 4年前の日本でさえ1点取れたのに。 ジダンがいなくて戦力が落ちたのなら、それなりに戦わなければいけないでしょう。 セネガルがフランスより弱いということなど、あらかじめ証明されていたわけでもなし。なんの根拠もない自信です。 まして勝利への意欲が低いなどと、終わってから言うなど問題外だ。 ●自分達が世界一の攻撃力、などと思っている心の油断と、思い通りにならない試合運びに対する焦りが敗退の原因ではないでしょうか? ところで、フランスといって思い出すのは・・・・・、 ・フランス革命でギロチンを発明したこと。 ・エゴイストでコンプレックスの塊のナポレオン。 ・第二次世界大戦でドイツにわずか一ヶ月で降伏したこと。 ・そのくせ戦争が終わったら、ドゴールが大国面して米英に割り込んできたこと。 ・中東戦争でオイルショックのとき、アラブ諸国に武器を輸出して石油を輸入していたこと。 ・フォークランド紛争で使われた エグゾセ というフランス製のミサイル。 (アルゼンチンが発射してイギリスの巡洋艦か何かに命中して多数の死者が出て、 一躍有名になった。 バッグや服だけでなく、ミサイルも ブラックマーケットでは ブランド品だそうな?) ・数年前、核兵器の条約が有効になる直前に、駆け込みで核実験をやったこと。 ・シドニー・オリンピックの柔道無差別級で、審判の死角で篠原選手に反則の組み手をしていたドイエ選手。 (物議をかもした金メダル。) ●いろいろ悪口を書いたけれども、かつてシャンパン・サッカーといわれた弾けるような試合がもう見られないのは、少し寂しい。 ●カップヌードルのコマーシャルで、ジダン選手が、ヤカンをヘディングしたり、 「ジダン、じだんだ踏む」 などというコミカルなシーンを大真面目に演じていた姿に好印象を持ちました。 対して、ベッカムなどは、いかにも オレはカッコイイ と言わんばかりの態度に反感を覚えるのは私だけでしょうか? ●それにしても、テレビではセネガルの旧宗主国などと言っていたが、差別的で許されない表現でしょう。 旧宗主国、 イヤなひびきだ。 一体何様だと思っているのか。 これだから程度の低いテレビ番組はきらいだ。 番組名はここではあげないけど。 ●ドイツのキーパー、カーン選手 ●対カメルーン戦でのシーンです。 ゴール横でカメルーンの選手と1対1になり、一瞬にらみ合った後、放たれたシュートを右手一本で叩き落とし、すばやくセーブ。 私は映画が好きなのですが、 「スターウォーズ・帝国の逆襲」 のシーンを連想してしまいました。 ハリソン・フォード扮するハン・ソロが悪役ダース・ベイダ−に向かって光線銃を撃つ。 その光線をダース・ベイダ−が右手で弾く、というシーンがあります。 「そんなものは効かないぞ」 とばかりに、事も無げに立ちはだかる姿がよく似ていました。 カーン選手の人柄は知りませんが、印象に残って好きになりました。 ベッカム、トッティ選手などよりよっぽどかっこいい! しかしカーン選手が父親だったらきっと恐いだろう。 ●今回のドイツ、下馬評は著しく低かったが、サウジ戦では爆発的な攻撃力を見せ、予選リーグを1位で通過。 反対に優勝候補のフランス、アルゼンチン、いずれも予選リーグ敗退。 ドイツ−ブラジルいう対戦はワールドカップ史上無いそうですが、今回は実現するか。 しかしその前に、重戦車のようなドイツと華やかなスペインの対戦も見たい。 ●(出てないけど)オランダが独創的で強いのは・・・ ●今大会は残念ながらヨーロッパ予選落ちで出場していません。 しかしこの国のファンの方は多いでしょう。 トータル・サッカーで準優勝したときは、優勝したドイツよりも賞賛されています。 ●数年前、NHKの 「街道をゆく」 という番組で 作家、司馬遼太郎氏の著作の足跡を追うというものがありました。 ここに書くのはそのときのオランダ紀行から得た知識です。 「世界は神が創ったが、オランダだけはオランダ人が創った。」 といわれます。 この言葉は、海より低い土地に、堤防を築き、海水に対抗して、 自らの手で国土を確保した建国の歴史を意味しています。 ●国が存在するための三つの条件、国民、国土、主権。 このうち国土は、あって当たり前と思うのが普通ですが、オランダ人は、それさえ自らの手で創ったのです。 また黄金の17世紀には、有名な東インド会社を設立し、いち早く大航海時代に乗り出しました。 ●番組の最後に小学校かなにかの学校が、土地をただ同然の金額で政府から借りて教育の場を確保している、という制度が紹介されます。 土地転がしなどのバブルの後遺症から今だ立ち直れない日本と比べて、土地に対する国民レベルでの意識の高さに感動して司馬遼太郎氏に、こう言わせしめました。 「これが文明というものだ。」 土地といえば投機の対象としか見ていなかった80年代の日本と比べて、なんという大きな差だろうか。 この差は一朝一夕に縮まるものでは無いのではないか。 たとえサッカーはフランス人の監督で強くなったとしても・・・・・。 オランダは第二次大戦のとき、わずか一週間程度でドイツに降伏した国です。 そんなオランダのような小国がなぜサッカーが強いのか、ずっと不思議でした。 しかしこの番組を見て理由が少しわかったような気がします。 ●予選リーグを終えて ●予選リーグの最終試合、韓国−ポルトガル戦。 ポルトガル、2人の退場者を出しながら最後まで気力をふり絞った戦いでした。 シュートが外る度、顔をおおい天を仰ぐ姿は見ていて悲壮さを感じます。 しかし、如何せん11人対9人では、さすがのタレント軍団も力尽きました。 日本−チェニジア戦。 日本、固くならずによくやったと思います。 地の利は、サポータの応援だけでなく、体に馴染んだ風土、水や生活環境が合うなどもあるのではないでしょうか。 ●前評判どおり順当に残ったのは、ブラジル、イングランド、イタリア、スペインぐらいか。 タレント軍団フランス、アルゼンチン、ポルトガルは、あまりにも人材が多すぎて生かしきれなかったという印象です。 自分の持てる力を全て出し切ることがいかに難しいかを教えてくれました。 無責任なテレビは相変らず好き勝手な評論を繰り返していますが、 「お前ごときに何がわかる。」 と言ってやりたい。 決勝トーナメント一回戦の注目カード ●ドイツ対パラグアイ・・・カーン対チラベルトのキーパー対決。 ●スペイン対アイルランド・・・スペインの独創的なサッカーにアイルランド魂で立ち向かう。 ●韓国対イタリア・・・なにがなんだかわかりません。 ●スウェーデン対セネガル・・・フランスを破ったセネガルの攻撃陣がスウェーデンの鉄壁の守備を崩せるか? 案外このカード注目です。 ●決勝トーナメント1回戦(6月16日) ●スペイン対アイルランド、期待通りの熱戦、 というより 死闘でした。 予選リーグを華麗に突破したスペインと、粘り強さで残ったアイルランド。 ●スペインというと いつも前評判倒れで 本番ではパッとしないチームという印象がありました。 私はその理由を 世界一というスペインリーグの選手達はワールドカップに対する動機づけが低いせいだと思っていましたが、 アイルランドとの一戦をを観て少し印象が変わりました。 延長線では、10人になりながら執念で引き分け、 PK戦に持ち込みました。 ●アイルランド、ついにPK戦で涙を飲む。 スペイン、この一戦で 華麗さ、エリート集団という印象とは違った一面をみせてくれました。 私が応援していたアイルランドはこれで敗退ですが、世界の誰もが彼等を称えると思います。 反則、イエローカードが少なかったのも この試合の良いところでした。 ●スウェーデン対セネガル、 セネガルの個人技 恐るべし。 個人技レベルでは、もしかしたらアルゼンチンより上かも。 |