ACTの本
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●NPO・ACTの本第2弾!(2009年発行)
「ケア者ノート」
末安民生(慶應義塾大学看護医療学部准教授) 
アビリティクラブたすけあい 共著
筒井書房
定価1,680円(税込)
*書店でお求めになれます。ACTでもご注文お受けしております(送料実費がかかります)。
日頃のケアを少し立ち止まって考えてみませんか?
介護に関わっている方、ご家族の方、介護で悩んでいる方、どうぞご一読ください!
具体的な事例も豊富に取り上げ、丁寧な解説と対応のヒントがあります。
第1章 ケアする人へのケア ―ケアする人が立ち止まる方法―
ケアしたいという感情/ケアの広がり/悪役としての感情/立ち止まる準備/うまく立ち止まること/感情ワーク/感情をどのように扱うのか/ケアする人が再び動き出すとき/人はケアとともに生まれケアとともに死ぬ/ケアの必要な人は「特別な人」?/手を差し伸べようとするケアをする人の心の動き/なぜ、ミーティングが必要か/ケアのコーディネーション/コーディネーターの役割とは/ケアをやめる勇気
第2章 ケアするためのコーディネート機能
1.コーディネートの流れ
2.コーディネーター養成
3.ケアの質を確保するチーム会議とコーディネーター会議
4.コーディネーター会議の実際
5.コーディネーター会議で話し合われること
第3章 ケア者側から事例を読み解く
| 事例1 |
ケア者が物を盗んだと嫌疑をかけられた |
| 事例2 |
利用者の希望でなかなか家事援助をやめられない |
| 事例3 |
認知症でひとり暮らしの女性の混乱に、統一したケアができなかった |
| 事例4 |
どうしてこのケアに入るの?チーム会議を重ね、目的を共有し、ケアを続けた精神障がいのある母親への援助 |
| 事例5 |
ケア者のほうが勇気づけられたケア |
第4章 あなたならどうする? ・・・現場での”困った”にどう対応するか
| 事例問題1 |
賞味期限切れの食材を処分したいが、利用者に聞くと「食べます」という返事・・・ |
| 事例問題2 |
中途障害の38歳の男性。ベッド上に汚物の入った袋が置いてあったり、部屋中物の入った袋の山。冷蔵庫の中にもぎっしり詰まっている。片付けたがらない・・・ |
| 事例問題3 |
要求の多い掃除・買い物で長時間のケア。ケア者の私生活や生き方に対しても意見を言われて悩む。 |
| 事例問題4 |
90歳の独居男性(介護度1)の自尊心と判断力が高い人。下痢が続き水様便で日に3日ほど下着が汚れている状況。2日前の訪問時も食欲がなく顔色も悪いので受診を勧めるが「必要ない。売薬を買ってきてほしい」と依頼される・・・ |
| 事例問題5 |
子ども(自閉症児)の児童館までの送りのケアだが、スクールバスから降りたら動かず、うながしても歩こうとしない。ケア者は携帯電話を持っていない・・・ |
| ほか事例問題19まで |
●NPO法人ACT設立10周年記念出版 認知症の事例集(2003年発行)
「だいじょうぶ、だいじょうぶ」 たすけたすけられる 痴呆の人のケア
NPO法人ACT 編
高齢者認知症介護研究・研修東京センター主任研究主幹 永田久美子 監修
発行=筒井書房
価格 A5判 1,600円+税
認知症になっても「住み慣れた地域で安心して暮らすことができる地域づくり」をめざして活動してきた、アビリティクラブたすけあい(ACT)とたすけあいワーカーズの10年を検証!
豊富な事例で、どのようにしたら認知症の方が地域のなかで安心して暮らしていけるかを提案!
現場からの声、座談会「ヘルパーが語る痴呆の人へのケア」も掲載
本書は、東京のNPO法人ACT(アビリティクラブ・たすけあい)が、訪問介護で痴呆のお年寄りの暮らしを支えた事例の記録で、10の実践を通して読者が自然に痴呆の人のケアについて学べる内容になっています。
人生の晩年、誰もが、住み慣れた家で、穏やかに自分らしく暮らし続けたい、でも、痴呆が始まって大丈夫だろうか。痴呆のあるご本人もご家族も、大きな不安に包まれています。その壊れそうな幸せを、手のひらで守り、大切に温めながら、ぎりぎりのところで守った、心温まる記録です。
特に本書が素晴らしいのは、一般論としてのマニュアルではなく、一人ひとりのお年寄りのその人らしさを支えるために、悩んだ過程が、細やかに書かれているところです。いろいろな工夫がありますが、それだけで参考になるばかりではなく、「こんな時に、こう考えればいいんだ」という示唆に富んでいます。失敗談も豊富です。読み進むうちに、痴呆の人の心のうちや、その人の暮らしを支える過程でケア者が成長していった様子が伝わってきます。
たとえば、気難しいお年寄りに受け入れてもらおうとケア者が作った「花おりおり」の小冊子。新聞記事を切り抜いて作った手作りのものですが、花の大好きなそのお年寄りにとっては嬉しいプレゼントで、いい関係ができました。とかく自分の介護の仕方にこだわりのある家族との折り合いのつけ方、ケア者同士の連携、そのひとつひとつに心を砕いている様子が分かります。
痴呆のケアは辛い、と言われがちですが、この記録を読むと、いつのまにかケア者が痴呆のお年寄りとの関わりを心から楽しみ、その醍醐味を味わっていることに気づかされます。痴呆の人の介護に関わる全ての方に、ぜひ読んで頂きたい必読の書です。 NHK解説委員 小宮英美(こみやえみ)氏評
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<目次>
はじめに ―だいじょうぶ、だいじょうぶ たすけたすけられる日々
1 痴呆でも「その人らしく」暮らし続けることを支えるために
-痴呆の人への関わりの視点-
T暮らしの中で痴呆の人が体験していること、求めていること
U暮らしの中で家族が体験していること、求めていること
2 だいじょうぶ痴呆を一緒にのりこえる訪問介護の10カ条
3 一緒にのりこえよう! -たすけたすけられた10の実践に学ぶ-
ケースの読み方、活かし方
@ 母親がわりに育てた孫の介護を受けつつ日中独りで暮らす女性を支える
A 「実家に帰ります」両親が生きていると思い夫を悩ます夫と2人暮らしの女性
B 徘徊のある夫を介護する病弱な妻に寄り添いつつ支える
C 暴言・暴力のため10年来利用する事業所を転々、息子と2人暮らしの女性
D 生活習慣にこだわる家族ととことん話合いを重ね、ターミナルまで支える
E 若年性痴呆の男性が自宅で暮らし続けることをチームで支える
F 介護保険では支えきれない。娘夫婦と暮らす95歳の女性を10年間サポート
G 「家で終末を迎えたい」家族の強い希望のある独居の女性を支える
H 痴呆が進み会話が少なくなっていく93歳の女性、その人らしさを大切に関わる
I 食事の準備が待てない。独りになると不安になる娘夫婦と暮らす男性
だいじょうぶ、だいじょうぶ プラス
■ミニミニエピソード
■座談会「痴呆の人へのケアのコツ」
■ケア者のケア 誰のためにケアをするのか
■資料編 |