Ask John
「ジャパニメーション」は死語なのですか
What`s Your Take on "Japanimation?"
2000年11月27日
質問:
いまだに「ジャパニメーション」と口にする人をどう思いますか
回答:
私の個人的な意見を訊きたいということなのでしょうが、ここではこの用語を使う人たちの是非についてはまた別の機会に譲り、「ジャパニメーション」という単語そのものについて語ろうと思います。
個人的にはジャパニメーションという呼び名はどうしても好きになれなくて、自分では使ったことがありません。「Anime」とか「Japanese Animation」のほうがしっくりくるのです。もっともジャパニメーションでも言わんとすることは同じではあります。
私がこの用語と初めて出くわしたのは’80年代の中ごろのことで、当時はもっと頻繁に使われていました。私が日本から持ち込まれたビデオテープを観るようになった頃は、SFファン大会で日本製アニメーションの上映会が行なわれることがあっても、その数はまだ非常に限られていた時期で、そこになんとか出席しても「なんだ『トランスフォーマー』の同類かよ」とか言われたり、「なんだジャパニメーションかよ」とか言い捨てて鼻で笑う人が必ず一人はいました。
すべての人がこの用語を蔑視的に使っていたわけではありませんでしたが、個人的にはこのジャパニメーションには何だか自分が見下されたような嫌らしさを感じてしまうのです。この用語には「ジャップ」(Jap)という言葉が含まれています。これは第二次大戦の頃にまで遡る差別用語です。「Japanimation」というのは本来、日本より輸入されたアニメーションという意味なのですが、「Jap」が含まれるため、どうしても人種差別の匂いがしてしまいます。もともとは差別的な見下した意味あいはないのでしょうが、どうしても気になってしまうのです。
それに、貴様らは幼稚だと嘲笑されているような含みも個人的には感じます。ANIMEを文化のひとつとして肯定的に世に広めようと願っていることからも、私は常に「アニメ」または正確を期して「ジャパニーズ・アニメーション」と呼ぶようにしています。これなら差別的、軽視的にならないと思うからです。
ジャパニメーションはいまでも会話でたまに耳にしたり、印刷物でもひょこっと見かけたりするのですが、欧米でもANIME人気が広まっていくにつれて、この用語は’80年代のまだANIMEファンが極めて限られていた時代を思い起こさせるだけの代物に成りつつあるようです。
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