回答:
連載が終わっていないMANGA作品が好んで原作に使われる理由、それはまさに商業的なものです。こういった番組企画に企業が出資するのは、つまりはその作品のコアなファンたちではなく、もっと広い層の人々を消費者として期待しているからです。
人気が長く続くであろうMANGA作品は確実に存在するわけですし、ほかはともかくファンの間ではそれなりに根強く人気を保っているような作品もまたいくつもあります。しかし、たいていのMANGA作品は何か大きな話題や企画でも用意しないと人気がさらに広がっていくということはまずありません。
つまるところANIMEというものはアートであると同時に商業的なものであり、出資する側としては原作MANGAの人気が最高潮に達している間にANIMEにしたいと考えるのはごく自然なことと言えます。その作品が完結してしまえば、消費者はもうそのMANGAに気をとめる理由もなくなるというわけです。なにしろもう過去のものとなってこれ以上の進展はないのですから。
そんなわけで、MANGAをANIMEにするにあたっては、その作品がまだ継続中で消費者がまだついてくれているうちに行なうのが最も望ましいというわけです。
原作のほうがまだ続いているうちにANIME化して放映することで、双方がたがいに作用を起こして人気をさらに盛り上げていくことが可能になります。原作のほうのファンはANIMEを観てくれるわけですし、ANIME版から入ったファンは原作のほうも買ってくれるという按配です。
でも原作完結後ですと、信者を除いてほとんどのファンは別の作品に移っていくものです。そうなると、ANIME版につくであろうファンの数も少ないものになってしまうというわけです。アニメーターたちがANIME版を手がける一方で原作のほうのファンでもあることはあっても、たいていの場合その制作費は出資者たる企業によって賄われるものであり、そういう企業は原作者の名を高めるという目的のためにANIMEを作らせているわけではありません。このことは心に留めておくべきことだと思います。
出資者がANIMEに資金を提供するのは、可能なだけ大勢の視聴者を消費者としてわが身に寄せることを目指してのものです。どうして視聴者に支持されるような番組が企画・制作されるのかというと、人気にならないと足が出てしまうからではありますが、そもそもANIME化の目的とはDVDや関連商品を売り、商品宣伝に私たち消費者を触れさせるためであって、原作をどれだけ尊重して優れたANIMEにするのかということにはありません。
視聴者、消費者としてはANIME版のほうは原作MANGAと多少違っていても気にしないという姿勢であれば、ANIMEのほうはまた別物として受け入れ楽しめるのではないかと思います。経済的、現実的要因によって、原作がまだ続行中であるANIME作品の全てがきれいな終わり方をするということはありません。しかしながら、ANIMEのほうが終わってもファンは原作のほうで続きを楽しめるわけですし、これはこれで悪くないことだと思うのですが。
訳註 面白い反応があったので紹介
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