京都観光タクシー同友会観光案内資料

石塔寺(いしどうじ)《天台宗》0748-55-0213

 
 小さな本堂を横に、石段を登ると幾千もの五輪塔に囲まれた阿育王(あしょかおう)塔に出る。平安時代、唐に留学した僧・寂照はインドの阿育王(あしょかおう)が仏教の隆盛を願って世界中にばら撒いたという8万4000の塔の一つが近江に埋まっていると聞き伝え、日本へ知らせた。これを知った一条天皇は塔を探させ、1006(寛弘3)年発見されたのがこの阿育王塔といわれる。日本最大の三重石塔で、高さ7m余り、軸部の背が高く、傾斜のゆるい屋根を掲げ、ゆったりとそびえる。実際には天智天皇のころ蒲生野へ移った百済系渡来人(くだらけいとらいじん)の建立とみられ、現存最古の石塔である。周囲を埋め尽くす五輪塔群、つづいて立ち並ぶ小石仏群、さらに山をめぐる小道の両側に列をなす小石仏は数しれず、類のない景観を見せている。古来、当地には聖徳太子創建の本願成就寺があったが、塔の発見後は石塔寺と称したと伝える。


[重文] 三重石塔・五輪塔2基・宝塔

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