京都観光タクシー同友会観光案内資料

【今熊野観音寺】《泉涌寺塔頭》075-561-5511

 西国三十三所十五番霊場の一つ。その歴史は泉涌寺よりはるかに古い。809年(大同2)、弘法大師空海が一人の老翁から授かった十一面観音像を安置して法輪寺と号したのが起こりと伝える。のち、名を仙遊寺と改めた。平安期の観音信仰の興隆によって観音堂のみが栄え、一般には仙遊寺としてよりも観音寺の名を以って親しまれた。後白河法皇が1160年(永暦元)、新熊野神社の創祀にあたって観音寺をその本地堂とされ、熊野御幸の際の潔斎場をこの地に設け、熊野修験者の拠所となった。明治維新後は新熊野神社の修験者と隔離され、今は観音霊場と大師信仰の道場のみとなっている。

本堂

本堂 1712年(正徳2)、宗恕祖元律師によって建立。本尊は、十一面観世音菩薩で秘仏。しかし代わりに同じ姿をされた御前立が立つ。脇仏は、智証大師円珍作と伝えられる不動明王と、運慶作と伝えられる毘沙門天。その他に京都七福神の祭祀として恵比須神をお祀りしている。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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