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【法華寺】《真言律宗》℡0742-33-2261

 天平時代に光明(こうみょう)皇后(こうごう)藤原不比等(ふじわらのふひと)の邸宅を喜捨(きしゃ)して寺を立て、総国分(そうこくぶん)尼寺(にじ)となり、法華(ほっけ)滅罪之寺(めつざいのてら)と称した。多くの尼が鎮護(ちんご)国家(こっか)の祈りを捧げる七堂(しちどう)伽藍(がらん)(そな)えた大寺であったと推定される。寺格(じかく)の高さは薬師寺や興福寺などと並ぶ。平安時代には急速に衰え、鎌倉時代に叡尊(えいそん)が再興、室町時代にさらに衰え、現在の諸堂は豊臣秀頼とその母淀君の寄進による。※大和三門跡の一つで氷室(ひむろ)御所とも呼ばれる。

※大和三門跡 法華寺(氷室御所)・中宮寺(斑鳩尼寺)・円照寺(山村御殿)

■本堂[重文] 1601(慶長6)年豊臣氏が片桐(かたぎり)且元(かつもと)を奉行に再興。堂内須弥壇や縁側の擬宝珠(ぎぼし)にその刻銘がある。

十一面観音立像[国宝] 本堂内(しゅ)()(だん)上の厨子(ずし)内の本尊で、天竺ガンダーラの問答師(もんどうし)が光明皇后をモデルに刻んだという伝説。甘い香りの榧材(かやざい)を用いた一木造で、表面は唇に朱、頭髪・眉・髭に群青、白目に白など、一部を彩色仕上げる以外はすべて木肌のまま。九世紀の造像。わが国の上代彫刻中の神品といわれる傑作だが、秘仏て開扉(かいひ)は3月20日~4月7日、6月6~8日、10月25日~11月8日。

阿弥陀三尊および童子像3幅[国宝] 藤原時代仏画の大作。奈博へ寄託。

南門・鐘楼[重文]

浴室(からぶろ) 光明皇后が1000人の垢を流す誓願(せいがん)を立て、1000人目に癩病(らいびょう)患者の(うみ)を吸いとるとその患者は阿?仏(あしゅくぶつ)に変じたという伝説による近世の建物。

横笛堂 平家物語で知られる(けん)礼門院(れいもんいん)雑司(ぞうし)・横笛が滝口(たきぐち)入道(にゅうどう)との恋にやぶれて住んだところと伝える。

法華寺の守り犬 法華寺の尼僧の手によって作られるお守り。光明皇后以来の伝統といわれている。護摩(ごま)の灰を粘土に混ぜ、犬形にこねて胡粉で着色、キララ粉で磨き上げられた安産・厄除けのお守り。

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