京都観光タクシー同友会観光案内資料

【彦根城】《平山城》0749-22-2742 博物館0749-22-6100

                                        研修会第34回・滋賀彦根城周辺
1622(元和8)年、井伊直政(いいなおまさ)の遺志を継いで、子の直継(なおつぐ)が20年をかけて彦根山(金亀山(こんきさん))に築城。近江に残る豊臣色一掃の目的を兼ねて、資材は大津・小谷(おだに)・長浜・安土・佐和山などの城の石垣や用材を使用した。明治の廃城令や戦災を免れ現在も旧態をとどめる稀有の城である。堀は琵琶湖の水を巧みに利用する。

※井伊直政 戦国時代は今川家の下で活躍。関ヶ原合戦で赤備(あかぞな)えの(よろい)で奮戦、家康に認められ、十八万石(後に三十五万石)の大名として佐和山城に入る。

■彦根城博物館 市制50周年を記念して昭和62年に開館。旧彦根藩庁と藩主の私邸のすべてを発掘調査と古絵図に基づいて再現したもので、建物自体が優れた展示資料の一つ。展示品は城主井伊家代々の所蔵品が中心で、関ヶ原で名をはせた(あか)(ぞな)えをはじめ武具・調度品・幕末関係資料や井伊(いい)(なお)(すけ)自筆の書・能装束などがある。

◆風俗図(彦根屏風)[国宝] 旧彦根藩主井伊家の所蔵品。六曲(ろくきょく)一双(いっそう)の金地濃彩屏風で、15人の男女が品よく描かれている。寛永年間(1624〜44)、狩野派の作と推定される風俗画で、近世初期風俗画を代表する作品で貴重。

遊覧お堀めぐり 表門の橋 拝観入口
入口からの階段 天秤櫓を仰ぐ 天秤櫓
天秤櫓から下を臨む 太鼓門櫓 天守閣

二の丸佐和口多聞櫓(たもんやぐら)[重文] 入口に向かって左側は佐和山城から移したと伝える旧来のからのものであるが、右側の櫓は、井伊直弼が桜田門外の変に散って100年目にあたる昭和35年復元したもの。

■天秤櫓(てんびんやぐら)[重文] 廊下(ろうか)(ばし)を渡ると、橋を中心にして天秤のようにそれぞれ左右対称に、二重櫓・隅櫓・多聞櫓が並び立つ。建物は羽柴秀吉の長浜城から移築したもの。石垣は右側が築城当時の牛蒡積(ごぼうづみ)、左は改修による整った石積で、橋から左右を比較できる。

太鼓門(たいこもん)(やぐら)[重文] 本丸表口の最終関門にあたるところから牙城(がじょう)の楼門とも呼ばれ、旧藩時代は城内合図用の太鼓が置かれた。櫓は旧彦根寺楼門。

天守、附櫓(つけやぐら)及び多聞櫓(たもんやぐら)[国宝] 京極(きょうごく)高次の大津城天守閣の移築といわれ、附櫓と多聞櫓を脇に置く。1606(慶長11)年の着工。石垣は※牛蒡積(ごぼうづみ)、天守の2・3層に花頭窓(かとうまど)を開き、(から)破風(はふ)千鳥格子(ちどりごうし)などを縦横に駆使した変化のある配置。中に入れば通柱(とおしばしら)をさけた造り、(かくれ)狭間(はざま)など内部の細かい配慮が見学できる。

牛蒡積(ごぼうづみ)大小の石をとりまぜて、外見は粗雑に見える石垣だが、堅牢第一の石組。石の大きな面を内側にし、小さな面が外にでる

■三重櫓[重文] 西の丸に立つ。浅井長政の小谷城天守閣の移築と伝わり、井伊長継の時代には木俣土佐守守勝の預かり櫓であった。

金亀(こんき)公園 衣冠束帯に威儀を正した井伊直弼の像と直弼の生涯を描いた舟橋聖一の小説「花の生涯」の記念碑がある。

(げん)宮園(きゅうえん)(八景亭)[名勝] 元禄文化の興隆の動きに乗り、代々備蓄された藩の軍用金が幕府の疑念を招かないようにと、財力にまかせて造り上げた大名庭園。琵琶湖の水を引き、中国湖南省(こなんしょう)にある洞庭(どうてい)()瀟湘(しょうしょう)八景(はっけい)を模した造りで、木橋や琵琶湖に見立てた池の(あぜ)をめぐる池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園。池に臨んで影を落とす八景亭は風雅な趣で、今は旅館として営業。

埋木舎(うもれぎのや) 幕末の大老(たいろう)井伊(いい)(なお)(すけ)が17歳から32歳までの部屋住(へやずみ)時代を過ごした屋敷。部屋住とは家督相続できない身分で、井伊家は家を継ぐ子以外の男子を他家や家来の養子とし、井伊直中の14子直弼は養子先もなく埋木舎で300表の捨扶持に甘んじていたという。0749-23-5268

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