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★環瀬戸内海会議 瀬戸内法改正プロジェクト

今から約30年前に制定された瀬戸内法では、「瀬戸内海が、わが国のみならず、世界においても比類のない美しさを誇る景勝地として、また、国民にとって貴重な漁業資源の宝庫として、その恵沢を国民が等しく享受し、後代の国民に継承すべきものである…」とうたわれております。ところが瀬戸内海は、相次ぐ埋め立て・廃棄物の持ち込み・海砂採取などにより、その環境は悪化し続けています。

豊島ネットも団体加入している環瀬戸内海会議ではこのような状況を改善すべく、「瀬戸内法改正プロジェクト」をたちあげ,海面埋め立て、産業廃棄物の投棄、海底土砂と島嶼部の土石採取などについて、その実態と海への影響を明らかにし、「瀬戸内法」にこれら海の汚染・破壊要因についての厳しい規制を盛り込むよう、政府・行政に要望してゆきたいと考えます。そのために、

@環境と開発の現状と問題点の調査研究 A瀬戸内法改正試案の作成 B瀬戸内法改正の必要性を訴える啓蒙用資料の作成と沿岸各地の人々との学習・交流活動

以上の3つを推進し、広く社会に情報発信します。

瀬戸内海一斉生物調査〔豊島不法投棄現場北海岸〕

ニュース報道でも御存知の通り,土庄町豊島の不法投棄現場では遮水壁工事が2001年春に完成しました。 かつてはベンゼン・ダイオキシンなどの汚染物質を含む地下水が一日120トンも湧出していたため「ヘドロの海」・「死の干潟」と呼ばれた北海岸にも沢山のいきものたちが戻り始めています。たった1年余りのうちに,カニだけでもイシガニ・オサガニ・マメコブシ・イソガニなどが確認され,また,アマモ・コアマモなどの海草やアオサなどの海藻類が緑のじゅうたんのように干潟を覆い「いのちの干潟」とも言ってよい光景となっております。

しかしながら、最近汚染水を循環させるポンプが故障したり,廃棄物を覆うゴアテックスシートが破れたりして海に汚染物質が流れ出す事故も起きており,「いのちの干潟」も実際は微妙なバランスの上で成り立っている事を改めて思い知らされる状況でもあります。

一旦破壊された干潟の生態系が,まるでパソコンをリセットする様にゼロからやり直して回復していく北海岸ですが、実は汚染前・汚染後の生物調査は潮間帯に関しては,ほとんど実施されておらず、未開拓のフィールドとも言えます。 とにかく、北海岸の干潟では早急な生物の定点調査が必要です。写真撮影だけですが,簡単な下調べは20015月から始まっています。

2002年8月10日、「瀬戸内法プロジェクト」による「瀬戸内海一斉生物調査」の香川県での調査として豊島不法投棄現場北海岸における調査が行われました。

【調査日時】
2002年8月10日14:00〜16:00(干潮18:00、潮位:22cm)

【調査定点】
香川県土庄町豊島不法投棄現場北海岸の三定点を設定(901・902・903;上の地図参照)

【調査結果】
今回はイボニシ・カメノテ・アサリの個体数をカウントしたが、アサリは三定点のいずれも生息を確認できなかった。

 <bX01>
 イボニシ 482    カメノテ 256
その他見られたもの
タマキビ・イシダタミ・スガイ・マツバガサ・イソガニ
<bX02>
 イボニシ   0    カメノテ 0
その他見られたもの
タマキビ・スガイ・イシダタミ・ムラサキイガイ(?)の稚貝カキ・ヤドカリ・ミミズハゼ・オサガニ・イソガニ・イシガニ
<bX03>
 イボニシ 252   カメノテ 240
その他見られたもの
タマキビ・アカニシ・アカガイ・ヤドカリ・イシダタミ・スガイ・ツメタガイ・ウノアシ・イソガニ・マメコブシ

2004年香川県内調査結果⇒click