展示会で言われた曲げの事

一人が言った事ですがクモヤ93を作りたいのですが難しいのでと。
どうして難しいのか聞いたのですが、買ってくれていれば説明書に曲げ方も書いているんですが。

買ってもいない、自分でやった事がまだ無いから、難しいと本に書いていたから?
自分が難しいと思ったから?
これは昔MLで若葉操が弊社製品を非難した事とまったく同じです。
彼は切り妻のキハ18しか組んではいませんでした、キハ17のオデコのRを削り出すのを自分は出来ないと思った、だから自分が作れるように思う製品を作れと言う。

ED73、クモヤ93では説明書に曲げ方を明記しています、失敗したとクレームも入っては来ていません。両方で1200台以上販売していますしユーザーさんのHPに完成写真も載っています。
難しいと言っているのはただ曲げの理屈を知らないだけなのです。
直角にエッチング板を曲げるのを難しいと言う人はまず居ないと思います。
エッチングの溝を広くすればRの付いた曲げが出来ます、直角曲げでも0.3tを直角に曲げると板厚の1/2のRが付いてしまいます、実際は0.2Rぐらい、材質の硬さなどで若干の誤差がありますが。
折り曲げ機の理屈についてはTMSの工作技法に載っています。
DD14、DD12などは屋根肩、ボンネット肩部にこの方法を使っています。
これには何も言われないのにED73、クモヤ93はどうしてなんでしょうね?
理屈は全く同じなんですけれど。

弊社では曲げを省略した部分があったりします、しかし、本当にユーザーが難しい出来ないであろう部分は曲げて出荷しています。
車体断面、特急断面、急行断面がそうです。

キハ90、91、一次試作、キハ91、2次試作、内張りまで全部曲げ済み

一次試作300セットだったので300×2両×11箇所=6600箇所プレス曲げ

2次試作400セットだったので400×2両×11箇所+キサロ400両×7箇所=11600箇所プレス曲げ


エッチング板の裏からPカッターで筋彫りを入れてバイスにかまして車体裾を曲げるほうが遥かに難しいでしょう。
バイスに挟んで車体裾を個人で曲げるとなぜか両端だけ曲って中央部が曲らないという経験があると思います、後で中央部を修正するのですが波打ってしまうでしょう、こちらの方が遥かに無茶な押し付けだと思いますが。

簡単に正確に出来る、部品の多い難しそうに見える製品がなぜ悪いのか?
部品が少なく簡単に作れそうに見えるが修正に手間のかかるコンバージョン的製品が良いのか?

簡単に作れそうに見える製品はGMさんがあるでしょう。

弊社でやるものはコンバージョンなどでは出来ない物ばかりでしょう。
前面をロストでやれば簡単だ、確かに簡単に見えるし、弊社のキハ44000も簡単過ぎて作る部分が無い程です。
しかしロストの収縮率、肌荒れ、はなかなか難しいものがあります。
テストのお面で車体断面を曲げると量産のロスト前面と合が悪いということが起こったりするわけです、印象、カーブなど原形師の腕にかかってきてしまいます。
鋳造時のワックスのツリー状に吊るすのですが上部の物と下部の物とでは寸法に若干の違いがあります、冷却速度、注入時の問題などがあるのでしょう。
弊社のキハ44000は誤差を吸収出来るような構成にしています、一般的な乗務員ドアの前では無く前面角で接合しています、継ぎ目も自動的に消せる訳です。

キットに付属しているDD16のキャブ組み立て用次具(車体幅を決める為)です。

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