食べ過ぎの科学と対策


食事での摂取エネルギーが、運動での消費エネルギーを


上回ると肥満の原因になります。


いつも食べ過ぎる傾向のある人は、要注意です。


今回は、食欲と食べ過ぎの秘密に迫ります。



”知らずに食べ過ぎているかも? チェック”


☆人より食べるのが、かなり早い。


☆経験上、「甘いものは別腹だ」は本当だ。


☆太ってきて、食べる量が増えた。


☆1日2食のときが、結構ある。


☆空腹に耐えられなくなってから、食べることが多い。


☆ストレスを食べることで解消している。



1つでも当てはまる人は、自覚していなくても


食べ過ぎの習慣が身に付いているかも知れません。


とくに肥満気味の人は、さらに肥満が進み、生活習慣病の危険性が高まります。


ぜひ、改めましょう。



”摂食中枢と満腹中枢が食欲を支配している”


空腹を感じて何かを食べたり、満腹を感じて食べるのをやめたりするのは、


脳の命令によるものです。



脳の視床下部にある「摂食中枢」や「満腹中枢」が、


身体から送られてくるさまざまなシグナルをキャッチし、


「食べろ」「もういらない」と指令を出しているわけです。



糖尿病や内分泌代謝を専門とする新井桂子先生は、


その主なシグナルとして、次の2つをあげます。



”血糖”:血液中のブドウ糖が不足すると空腹を感じ、


「食べろ」と指令を出します。


食事をして血糖値が上がると、満腹を感じて食べるのをストップさせます。



”レプチン”:脂肪細胞から分泌されるホルモンで食欲を抑制します。


胃から分泌されるホルモンの「グレリン」や、神経伝達物質の「ドーパミン」、


すい臓から分泌されるホルモンの「インスリン」、


腸から分泌されるホルモンなども食欲を調整しています。



”肥満の人はレプチンが効きにくい”


食べ過ぎを招く大きな原因に「早食い」がありますが、


これは食事で血糖値が上昇したのを満腹中枢がキャッチする前に、


お腹にたくさん入れてしまうためです。



また、食べ過ぎてしまう原因として、「レプチン」の働きも重要です。


レプチンは「もうエネルギーはいらない」と言うシグナルとして脳に働きかけます。


つまり、食欲を抑制し、肥満を防ぐ役割を果たしているわけです。



しかし、肥満の人では話が違ってきます。


肥満の人は脂肪細胞が大きくなるために、レプチンの分泌量も増えるのですが、


逆に効きが悪くなり、食欲を抑制できずに肥満が進んでしまうのです。


食欲のメカニズムを知って、上手にコントロールし、


食べ過ぎと肥満を防ぎましょう。



”レプチンのいろいろな役割”


レプチンは視床下部に働きかけて食欲を抑制するほか、


脂肪組織などでのエネルギー消費を促す働きもしています。


肥満の人では、レプチンがたくさん分泌されますが、


逆に効きが悪くなり、食欲を抑制することができなくなります。


これを「レプチン抵抗性」と言います。



レプチンは、女性の思春期でも重要な役割を果たしています。


初潮は母体に脂肪が蓄えられ、妊娠が可能になったときに訪れますが、


脂肪細胞から分泌されるレプチンをシグナルとして、


初潮が訪れると考えられています。



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聴いてくださいオルリコさんの歌を・・・忘れないで