デーモン小暮閣下趣味風味
『恐竜文学大全』 東雅夫編 河出文庫 河出書房新社 ISBN4-309-40554-1
構成員趣味風味を立ち上げるきっかけになった一冊。
宮沢賢治から筒井康隆まで、恐竜をテーマとした作品のアンソロジー。
国産怪獣文学と恐竜文学の集大成『怪獣文学大全』の続著らしいが、そちらの内容については不明。
(風味一口)
「怪獣ファンと恐竜ファン(しばしば両者はイコールで結ばれる)」という編者の言葉が正しければ、NHK某番組で楽しそうに「サンダーバードのテーマ」を口ずさまれていた閣下は、この手のものがお好きなのではないでしょうかという独断と偏見に基づいて(笑)選んでみました。
イチオシは小林恭二氏の「大相撲の滅亡」。してやられた、という読後感が残ります。
『藪の中』『羅生門』 芥川龍之介作 岩波文庫 岩波書店 他 ※本文は「青空文庫」へ。
言わずと知れた芥川龍之介の王朝物の名作。
故・黒沢明監督の手により映画化されたことで有名。
(風味一口)
「……で、なんで芥川龍之介がデーモン閣下的ご趣味やねん!」と思われた方、そのツッコミは正しいです(笑)。
いや、以前、「映画にご出演されるなら?」という質問に、閣下が「クロサワの遺作、世仮で出演というのはどうだ」というお答えをされてたもんで、つい選んでみました。
それに、【桜の森】の中に「言葉は斬られ藪の中」とか。【20世紀狂詩曲】の中に「言いたいことは藪の中」とか。なにげな〜く、連想させる言葉が入り交じってたりするもので。
『河童』の鋭い社会批判とか。『羅生門』『芋粥』の人間観察眼とかは、やっぱり閣下の詞の世界に共通するものが感じられます。