こだわり店主の独り言






トリプル(直火式+遠赤・赤外線式)焙煎法とは・・・・・?


○ ヅラの良いきれいな()きあがりで、個性の無い見栄え重視の熱風式や半熱風式などの一般的な
     蒸し
()きではなく、豆を直接火にあぶる事で香り高い個性的な珈琲豆を生み出す直火(チョッカ)式焙煎。

○ 香りふくよか香ばしく、しかも豆の個性を優しく引き出す赤外線式焙煎。

○ 豆の芯までじっくり
きあげて、過度な酸味と“クセ”を抑える遠赤外線式焙煎。

◎ 上記の三つの味を組み合わせる事で生まれる舌離れの良さと、珈琲独特の甘さとコクと香り。

  三種類の独特な焙煎方式のそれぞれの珈琲豆を、絶妙に“ブレンド&バッティング”する事で生まれる
        『理想的な珈琲』が、トリプル(直火式+遠赤・赤外線式)焙煎法です。

  試行錯誤の末に、何度も何度も改造を重ねたそれぞれの小型焙煎機で、コツコツといています。

何種もの焙煎機を使い、しかも態々(わざわざ) “一度の焙煎量の少ない” 小型焙煎機で何度も何度も焙かなければならない・・・一台の焙煎機で、一度で焙煎出来れば楽なんでしょうが・・・でも少々、古臭いと思われるかも知れませんが、少量を手()きしていた時代を忘れず、手間を掛ける仕事が大切!と・・・わたくし、粋がっております。


   又、どんな最良の生豆であっても、ロス豆 (死に豆・未熟豆・割れ豆・虫喰い豆 等)は必ずあります。

   そして、同じロス豆でも、生豆のときでないと判らないロス豆、焙煎しなければ判らないロス豆、焙きムラ豆等、
   その都度ハンドピック (手で一粒一粒選別する事) をしなければなりません。

   これら、 
“手間の掛かる事に手を抜かぬ事!” が、珈琲豆を()く  ロースター ・ ローストマン
   (焙煎士) としての、まず最初の、そして最小限度のプライドなのです。
                                                  (粋がっております・・・。)





珈琲豆の生命とは・・・・・?


珈琲は()きたての豆に限る、とおっしゃる方がいらっしゃいますが・・・、
僕にはそうとは思えません。

実は、()きたての豆は、まだまだ珈琲の持つコク・香り・苦味・甘味などを
バランス良く引き出してないのです。
()き上がってから、常温で、しかも密閉した状態で、2日〜3日の寝かし
(エージング)の後で初めてその豆の持つ個性が出てくるのです。

しかし、それも 2週間程 で風味が落ちてきます。まして、粉にしてしまうと、
その時点から熟成の進行が鈍化し、2時間〜3時間で香りが飛んでしまい、
1週間で酸化してしまいます。

珈琲豆の生命とは、実は本当に
短くて、弱く、(はかな)いもの なのです。


粉にしたものや、焙煎後 2週間以上経過したもの、焙煎日が判らないもの
などは、思い切ってフリーザーバッグに入れて冷凍しましょう。

たしかに、一度冷凍すると、’ガクン’と風味は落ちてしまいますが、そこから
暫くは持続できます。
(冷凍したものを使う時は、必ずフリーザーバッグのまま自然解凍してから使って下さい。)

ですから、
珈琲豆は出来るだけ()きたてのものを、出来る
だけ少量購入されて、出来るだけ早く使い切りましょう。


と、まあ、ここまでお話すれば、何故、僕が未だ 一度に 少量 の生豆しかけない、
しかも、焙煎方式の違うそれぞれの小型焙煎機とにらみ合いながら、豆を焙煎しているか、お解かりになった事でしょう。

でも、実は、職人を気取っているだけで、本当は、単に ”物好き” なのかも
知れません・・・ね。





珈琲の持つ様々な薬効性とは・・・・・?


珈琲の身体に対しての色々な薬効性や抗癌性は、近年研究が盛んになり、
一般的に知れ渡ってきました。

しかし、意外と知られていない効力に、
ベンチマーク作用があります。
身体が疲れている時や、精神的に落ち込んでいる時には、
身体や精神を高揚させ、逆に身体が高ぶっている時や、
精神的に興奮状態にある時などは、身体や精神を落ち着かせます。
これを、平常値に戻すと言うところから、ベンチマーク(水準点)作用と
言うそうです。
もっと面白い事に、身体は疲れているのに、精神は興奮状態!などと言う
アンバランスな状態にも、それぞれを平常に戻す効力を、珈琲は持って
いるんです。


されど、珈琲と言ったところでしょうか。



但し、これらは、ロス豆を取り除いた良質の生豆を、丁寧にしっかり焙煎し、
 エージングを済ませて、挽きたてで、渋皮を吹き飛ばした珈琲豆粉を、
  爆気(高所から勢い良く落として空気を絡ませる事)した、
   中性で清潔な軟水(例えば、平地の井戸水)の
    85℃〜90℃の適温のお湯を使用し、
        アクや、“あと苦”が入らぬ様に丁寧に
               素早く淹れた、舌離れの良い、薫香爽やかな
           美味しい珈琲のみに有するものです。

古くなって酸化が進み、枯臭のする、いつ焙煎されたのか判らない、しかも
最初から粉の状態で販売されている珈琲で淹れたものは、逆効果に
なりかねません。

銘柄(同じ銘柄でも格付・ランクがあり、もちろん価格も雲泥の差!)も大切な
選択のアイテムですが・・・。

良質な生豆なのか? 

しっかりとした焙煎技術(最低でも10年以上の経験)を
持つ焙煎士なのか? 

エージングの完了した新鮮な珈琲豆なのか? 


これらの事の方が、何に増しても重要なのです!



あれこれと悩みの多い世の中ですが、さあ、珈琲でも飲んで、のんびりと
いきましょうや・・・。

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