
美味しい珈琲豆の選び方
珈琲豆は、焙煎日が判るものを選びましょう。
焙煎日が明示されていない珈琲豆は、まず、古い豆と思って
間違いありません。
焙煎後2日〜3日で、珈琲の持つ本来の味が生まれ始めます。
新し過ぎると、刺激薫臭があり、香りも薄く、あまり美味しくありません。
焙煎から2週間〜3週間で、風味のピークを超えてしまいます。
それ以降、風味は急激に落ちて行きます。深煎り豆は4週間。
珈琲豆は、豆のまま購入しましょう。
挽いた粉は、2時間〜3時間で香りが飛んでしまい、1週間で酸化して
しまいます。
珈琲豆は、珈琲を淹れる直前に挽きましょう。
粉にしたら、薄茶色の渋皮を吹き飛ばします。
珈琲を淹れる度に、ミルで粉にされる事が最善と言えます。
安価なミルで十分です。出来るだけミルをご使用下さい。
美味しい珈琲を淹れる、最初のテクニックです。
珈琲豆は、密封容器に入れて、常温で保管しましょう。
冷凍されたままの豆や粉を使いますと、香りや味がでません。
冷蔵庫に入れたり、冷凍保存をした豆を使用する場合には、密封容器に
入れたままで、自然解凍しましょう。
夜寝る前に外(常温)に出し、朝それを使用すると良いでしょう。
冷蔵・冷凍した豆が、常温空気に直接触れると、即・急激に吸湿をして
しまい、台無しになってしまいます。必ず、密閉した状態で解凍しましょう。
数回分の豆を小袋(密閉袋)に分封しておくと便利です。
裏技 : あまりお勧めは出来ませんが、急なお客様などですぐに珈琲を
抽出しなければならない場合・・・電子レンジで軽く暖めてから
使用すると比較的うまくいきます。
プロ級の美味しい珈琲の淹れ方
【 珈琲の飲み方 】
ストレート ・・・・・ 砂糖を入れないこと (ミルク、クリームのみ)
ブラック ・・・・・ ミルク、クリームを入れないこと (砂糖のみ)
ストレート&ブラック ・・・・・ 何も入れないこと
【 珈琲豆の量の目安 】
2人分・・・・・メジャーカップ すり切り 2杯
4人分・・・・・メジャーカップ すり切り 3杯
【 美味しい淹れ方の基本 】
@ 珈琲の抽出直前に、新鮮な珈琲豆を中粗挽きにして、薄茶色の
渋皮(チャフ)、微粉を丁寧に吹き飛ばす。
A 沸騰したお湯を、高い所からサーバーに落として爆気し、それを
2回繰り返して、85℃〜90℃の適温湯を作る。
B 最初の注湯は、お湯をホールドして下に漏らさず、抽出が始まる前に、
豆粉の蒸らしを済ませる。
C 蒸らしの後、最初の薄い珈琲(“まえ苦”と呼ばれる エグ味)は捨てる。
後は、珈琲の全てが凝縮されたエキス成分を最初は、ゆっくりと
少しずつ抽出する。
D 珈琲の渋みの原因となるアクを、上部表面に浮かせて溜めつつ、
“あと苦”と呼ばれるエグ味が出てくる前に、すっきりとした珈琲液を
素早く抽出する。
【 ネルドリップ方式の特徴 】
それは、深煎り豆の水出し珈琲を例外として、
唯一で、しかもオールマイティな理想的抽出方法!
かなり乱暴に言わせて頂くなら・・・!
上述の、小難しそうな淹れ方の技巧を、ネルドリップなら、ただ
その“中心”に、 ま〜るく、ま〜るく、やさし〜く、お湯を注ぎ続けて、
下のサーバーに溜まった珈琲が適量になった時点で、上のネルに、
まだ、たっぷりとお湯が溜まっているまま、それを外す・・・、
すると、勝手に美味しい珈琲が抽出されている。
・・・と言った具合に、テクニック無用の優れものなのです。
もちろん、プロのテクニックはそんなに簡単なものではありませんが、
それでも、基本的には同じ事なのです。
ネルの保管が難しいと言われますが・・・!
使用後にきれいに洗った後、茶巾絞りの様に水を切り、
フリーザーバッグで冷凍保存をすれば、毎日使っても、1ヶ月〜2ケ月
はOKです!
再び使用する場合は、ゆっくりと流水で解凍し、自然にほぐれるまでは、
決してネルには触らないで下さい。
完全に解凍できたら、茶巾絞りと合掌絞りで、水を十分に切り、手の甲に
ネルの部分だけを、パンパンと叩き付けて、絞った時に乱れた繊維の目を
元に戻します。
頻繁に使用する場合、常温で保管するには、かなり濃い目の塩水中に
“ドブ漬け”にすればOKです!
その場合は、最低でも1日に、1回〜2回は煮沸消毒をします。
出来れば、使っていない時は、密閉して容器ごと冷蔵庫に保管し、使う時に
取り出して、流水で塩気を完全に抜いて下さい。
それから、これが一番気を付けるべき大切な事。でも、これさえ
守っていればOKです!
1回でも湿らしたネルは、繊維を硬く縮めきってしまわない為に、決して
カラカラに乾燥させてはなりません。
絶えず湿らせておく!
絶対に洗剤を使わずに、流水でもみ洗い!
そして頻繁に煮沸消毒!
ネルはいつ交換する? でも、そんなに神経質にならなくてもOK!
使用頻度によっても異なりますが、1ヶ月〜2ケ月で目詰まりを起こします。
最近、珈琲の落ち方が悪いなぁ〜と、思ったら交換のサインです。
でも、それよりも新しいネルを下ろす時の方が、問題なのです。
新品のネルは、出がらしの珈琲カスや、深煎りの微粉でグツグツと、煮込みましょう。
この“慣らし”が不足すると、しばらくは、やたらと苦〜い珈琲を飲む羽目になります。
ネルのどちら側を表にするのか? これは、好みの範疇と言われますが、
理論上から言えば、毛羽立っている方が外側になります。
完璧なネルドリップ方式と比較して、理論的に全ての
工程に於いて真逆の性質を持つ、実はプロ泣かせの
難しい抽出方法!
では、その極意とは・・・!
蒸らしの時には、ペーパーフィルター自体が、殆どお湯をホールド
しない為、 点滴にて、お湯をまんべんなく注ぎます。
その時、わざとペーパーフィルターにお湯が当る様に注ぎます。
サーバーに溜まった、薄い珈琲を捨てます。
○ お湯をペーパーフィルターに少しでも吸わせ、お湯のホールド性を
高めて、蒸らしを助け、ペーパーの紙臭さを取る。
○ 珈琲の抽出が、出来るだけ始まらない様に、少量のお湯で
蒸らしを終える。
○ “まえ苦”が出た抽出液を取り除く。
・・・ と、言う三つの作業を一度に行います。
絶えず、泡(実はアク)が下に落ちない様にお湯を溜めながら、ネルと
同じ様に、珈琲の中心に、ま〜るく、ま〜るく、お湯を2回注ぎます。
3回めには、勢い良くお湯を落として、ドリッパーの中でお湯を
暴れさせて、粘土状になった微粉を剥がし、ペーパーフィルターの
目詰まりを取ります。
下のサーバーに、適量の珈琲が溜まったら、上のペーパーフィルターに
たっぷりとお湯を溜めたまま、ドリッパーを外します。
あまり、時間を掛け過ぎると“あと苦”が出てしまいます。
珈琲の抽出は手早くすることが肝心です。
さあ、後はTRY!です。
美味しい珈琲を、是非、あなた自身の腕で!
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