梨の栄養成分

 梨は昔から疲労回復、あるいは便秘解消、咳、痰を
 鎮めると言われ、民間療法に使われてきました。
        それは、なぜでしょうか?

          
梨の成分

@水分            100g中         88,8g
           T個(250g中)    187g
A炭水化物            100g中         11,3g 
           1個(250g中)     24,1g
Bミネラル カリウム      100g中         140mg
           1個(250g中)     298mg
リン         100g中         11mg 
            1個(250mg中)   23mg
カルシウム、マグネシュウム、鉄等
Cビタミン CとEが微量
D食物繊維            100g中          0,9g     
           1個(250mg中)     1,9g
参考 ベターホームの「食品成分表」五訂
ベターホーム出版局

○水分
     梨の成分の88%が水分です。
     夏の暑さに疲れた体への水分補給にも最適です。



○カリウムの働き

    ◇細胞の内側の体液の濃度を調整する
          ⇒余分なナトリウムを排出して血圧を下げる

      塩分を取りすぎると細胞外のナトリウムが増え、細胞内のカリウムと
      バランスをとるため、血漿量が増加し、高血圧になったり、心筋の働き
      が鈍り、不整脈や心不全を引き起こしやすくなります。
      また、全身の筋肉にも脱力感が生まれ、無気力、食欲不振、夏ばて
      などになりやすくなります。  


    ◇筋肉がエネルギーをつくり出すときに不可欠

      カリウムは不足しやすいミネラル
      カリウムは、海藻類、豆類、いも類、穀類、肉類、野菜、果物等幅広い
      食品に含まれています。 それでもカリウムが不足しやすいミネラルと
      いわれるのは、調理したときの紛失が大きいから。
      たとえば煮た場合30%も栄養素が失われます。
         ⇒調理なしで食べられる果物はカリウムの供給源として最適

      甘いものやアルコール、利尿剤の長期飲用、慢性的な下痢や嘔吐
      ストレスなどもカリウムを減らす原因になります
果物に含まれるカリウム
   
りんご すいか ぶどう 夏みかん メロン バナナ
140mg 110mg 120mg 130mg 190mg 180mg 340mg 360mg
                       参考  ベターホームの「食品成分表」五訂
                                   ベターホーム出版局

○炭水化物

      ◎脳の唯一のエネルギー源が糖質(炭水化物)
      ◎果糖(フラクトース)
         即効性のあるエネルギー源になる。消化吸収が早いので急いで
         エネルギーの補給をしたいときに効果的です。また運動中は脂肪
         を効率よく燃やしグリコーゲンの消費を抑えます。そのスタミナを
         持続させる効果が大きく、スポーツ時のエネルギー補給にうってつ
          けです。

○食物繊維(第六の栄養素)

    「食物繊維の摂取量が少ないと,大腸がん発生のリスクが高くなる。」と
     いわれています。
     食物繊維には、様々な種類があり、また性質によって働きが異なるので、
     多種類の食品からバランスよく摂るのが効果的です。
  


   ○不溶性食物繊維
         排便をスムーズにしてがんを予防する。
            大腸で水分を吸収して便のかさを増やすと共に腸壁を刺激し
            て、排便がスムースになり、痔や便秘の改善に役立つ。
            便が早く排泄されることで、大腸が、有害物質にさらされる
            時間も短くなり、がん化へのリスクが軽減される。
 
        腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌を減らす。
            食物繊維は、腸内の善玉菌であるビフィダス菌や乳酸菌を増
            やす。悪玉菌の増殖が抑えられるので腸の調子が良くなり
            さらに快便になるという良いサイクルができる。
            また不溶性食物繊維は噛み応えがあるので、かむ刺激によっ
            て脳が刺激され脳細胞が活性化するというメリットもあり肥満
            や虫歯予防にも効果大である。
        

            梨に含まれる成分  ⇒ ペクチン(水溶性)  未熟な果実
                            りグニン


   ○水溶性食物繊維
        コレステロールを排泄して、動脈硬化を予防する。
           重要な働きは、胆汁酸を吸着して排出することで、胆汁酸は
           肝臓でコレステロールを原料として作られるので、結果的にコレ
           ステロールの低減に役立つ。
           このため動脈硬化や、脂肪肝、脳梗塞、心筋梗塞などを予防す
           る効果があります。またナトリウムを排泄する働きもあり、高血
           圧の予防にも有効です。

        ◇血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病を予防する。
            水溶性の食物繊維は粘度が高いので、いっしょに食べた他の            食べ物と混ざり合い、ゼリー状になって小腸までゆっくり進み 
            ます。栄養素の消化が妨げられることから栄養素の吸収に時
            間がかかり、そのため血糖値がゆっくり上昇します。
            血糖値が急激に上がらなければ、それを抑えるインスリンを
            膵臓は大量に分泌する必要がなくなるので、膵臓は疲れる  
            こともなく、いつも元気に働きます。
       
欠乏症 便秘
がん
生活習慣病


過剰症 下痢
ミネラル欠乏症
消化不良

○フラボノイド

     ほとんどの植物に存在する。

     強い抗酸化作用がある黄色い色素。ごく少量で、発がん物質の活性を
     阻害します。
     また、細胞の突然変異を防ぐ働きや抗菌、抗ウイルス作用などもあり
     ます。

     梨に含まれるフラボノイドの種類⇒カテキン
                         
         *強い殺菌作用や抗酸化作用があり、コレステロールや血圧  
          を下げる働きがある。


                      参考 
                        食べて治す 「栄養成分辞典」
                           監修  中嶋洋子
                                蒲原聖可      主婦の友社 
   


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