エピソードを取り入れた話1
子どもの成長と運動
国語教育の野口芳宏先生の話は、非常に面白い。なぜかというと、説明が少なく、エピソードが多いのである。野口先生も言っている。
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私の話を面白いと言って下さるのは、これは野口しか話せないというこ
とを話すからです。体験談を話すからです。本音を話すからです。
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教師をやっていると、話す機会が多い。子どもにも話すし、保護者や他の教師にも話をする。
野口先生の「エピソードを話す」と言う方法を、自分も取り入れたいと考えている。
「エピソードを話す」というめあてを持って、学級懇談会で、次の話をした。
─────────以下、学級懇談会での話
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今日は、運動と子どもの成長について話をさせてもらいます。
体力というのは、持久力や筋力、そして敏捷性などがありますが、それぞれ、
一番伸びる時期があります。
まず、この図を見て下さい。
(といって、OHPで次の図を示す。)
※ 図は、「体育が好きになる5分間話」 山本貞美著 (黎明書房)のp.90より引用

縦軸は、伸び易さを表します。
横軸は、年齢を表します。
一番初めにピークを迎えるの
がAです。
さて、このAは、何を表すと
思われますか。
持久力、筋力、敏捷性のどれ
でしょうか。
次にピークを迎えるのがB、
最後にCとなります。
さて、ここで質問です。
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A、B、Cのそれぞれにあてはまるのは、持久力、筋力、敏捷性のうち
どれでしょう。
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(予想を書いてもらう。)
では、正解は次の通りです。(といって、OHPシートに正解を示していく)
A・・・敏捷性
B・・・持久力
C・・・筋力
──エピソード(小学校時代のペルテス氏病の話)
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私は、小学校3年生と4年生の時、「ペルテス氏病」という病気にかか
りました。股関節の骨が削れていくという病気です。原因は分かりません
治療法は、「安静にしておく」これだけです。
歩くのもダメ、運動はなおのことダメでした。その2年間は、足にコル
セットをつけて、負担がかからないようにする生活でした。学校の行き帰
りも車で送り迎えをしてもらっていました。
初めのうちこそ「片道3qもの道を歩かなくてすむ」なんて思って喜ん
でいたのですが、すぐに飽きてしまいました。友だちは、道草なんかがで
きていいなぁなんて思うようになりました。
昼休みなんかは、友だちが野球をしたり、サッカーをしたりして、元気
いっぱいに走り回っていても、自分は、教室で本を読むことしかできませ
ん。
5年生になって、足の方は、だいぶ良くなりました。病院で、「明日か
ら運動をしていいよ」と言われたときはうれしかったですねぇ。
早速次の日から遊び始めました。しかし、驚きました。友だちがキャッ
チボールを楽しそうにやっているのを見てさせてもらったのですが、でき
ないのです。こわいのです。友だちは、取りやすいようにと考えて、体の
真正面に投げてくれるのですが、怖くて取れませんでした。
中学校と高校では、柔道をしました。少しでも体力を付けたかったので
す。
柔道のおかげで、体力のうち、「持久力」と「筋力」は付いたと思います
しかし、「敏捷性」だけはどうにもならないようです。今でもバレーなん
かをすると、アタックがうまく打てなくて歯がゆい思いをしています。
よーく考えてみると、それぞれの運動能力のうち、「持久力」と「筋力
は一番伸びる時期に鍛えましたが、「敏捷性」が一番伸びる時期に自分は
運動をしませんでした。
今、昼休みは全員外で遊びなさいと言っています。私も毎日子どもたち
と一緒に遊んでいます。
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