4
タチヨミページ
空飛ぶバンザイマンのさわり トップページ 2ページ 3ページ
ユーモア小説「空飛ぶバンザイマン」(Adobe)(BBeB)
駅までの道 
冬のある日、私はリュック姿で駅へ急いでいた。
少しはあったかもしれないが、子供のように早く電車に乗りたかったからではない。
今日は温泉に行くことにしたのだ。
坂道の多いこの辺りを急ぐと息が切れる。
「じゃあ急がなければいいじゃないか」だって?
実はそうなのだが、人間にはリズムというものがある。
「家を出たときのリズムをこわそうと思いますか?思わないでしょう」
私の息づかいは次第に激しくなり、突然、ピーピーという音が聞こえだした。
鼻笛だ!懐かしい鼻笛だ!
鼻から息を吸うたびに、ピーピーとかわいらしい音を立てる。
「小鳥さんがいるのかしら?」
リズミカルなさえずりにスキップを踏みたくなって周りを見ると、やはり人がいた。
「残念しごく」
しかし私は、後ろ向きになりながらその人に気づかれないようにスキップを踏んだ。
そして体を前に向けると、驚くべきことにおじさんが目の前にいた!
<湧いて出たんじゃないか?見られてるな!>
私は、なかなか止まらない音に、鼻をつかんでひねくり回した。
すると、いつしか音は聞こえなくなった。
「小鳥さんありがとう。また会う日まで」
私は駅へ急いだ。急ぎ足だと十二、三分で着く。
そして切符売場に来たとき、私は思わず叫んだ。
「うわー、くそおっ!」
財布を忘れたのだ!
私はすぐに駿馬となって部屋に舞い戻ろうとしたが、しかしそれは叶わず、
肩を落としたペンギンとなって、もと来た道をたどった。
道を横切るネコの速いこと。
私もネコになりたいと思った。
あるときはペンギンに、あるときはネコに、そしてあるときは馬になる。
ヒヒーン、ヒヒーン、ヒヒーン、私は躍り上がって喜んだ。
そして叫んだ!
「バンザーイ!」
家に着くと、愛犬のシロがワンワンと吠え、コノー、コノーと言って、前足で私の脇の下をくすぐった。
私はヒヒヒと笑いながら部屋に入り、忘れた財布を手にすると、勇んで外へ飛び出した。
戸を閉め、それっと駆け出すと、三歩も走らぬうちにけつまずき、
シロの垂れ糞めがけてつんのめった!
「グワーッ!」
コミカルな「空飛ぶバンザイマン」(Adobe)(BBeB) 
かいせつ ![]()
バンザイマン序曲をご覧いただきました。
いかがでしたでしょうか?
この小説の一編は原文に少し加筆したものです。
軽快に、元気にバンザイマンは飛び回ります!
クヨクヨせず、悩みも忘れ、ストレスもない。
笑いの向こうには希望があり、そのまた向こうには笑いがあります。
大きな心でみんな包んでしまいます。
怒りの代わりに愛情を与えます。
いつも
人にいいことだけをしてあげます。
なぜならば、
人にしたことは、自分がそうされてもいい
ということだからです。
誰でも一人ではないのです。
気持ちを明るく持って、
さあ、とにかくのめり込んでしまいましょう!
現在無料小説として公開中のドリーム小説「空飛ぶバンザイマン」!
ただし、ガクシャサンは読むべからず。
なんてヤボは申しません!
ヒヒヒヒ
ハハハハ
オホホホホ! さあ「空飛ぶバンザイマン」(Adobe)(BBeB)
トップページ 2ページ 3ページ
4