朝起きたら首が痛くて回らない・・・いわゆる寝違え。寝るときの姿勢が悪いのではないか、枕が合わないんじゃないか、と原因を探ります。確かにそういう場合もなくはありません。が、多くは肩こり、手や腕の疲労が原因です。首は手や腕、あるいは腰とも連動しているのです。首の軽い運動制限ならば腕や腰を使った操体法でよくなります。
− どうしたんだい、熊さん? 首が固まったみたいで。
− はい、ご隠居さん。どうも首を違えちまって。枕を新しくしたんですが、
どうもそいつがよくないみたいで、あっしに合わないというか・・・。
− 枕のせいにするのかい。熊さん、家賃がたまってるんだよ。それで首がまわらないんだ。
− い、い、いや、そ、そんな・・・。
寝違えの症状は、なにも朝起きたときに限らずいろいろな状況で生じます。鉄棒から落ちかけて首が痛くなった、ふっと振り向いたときにキャッとした、などなど。
痛みは首肩にあり、左右どちらかです。左右両方とも痛いときもどちらかが痛みが強い。肩甲骨あたりの背中まで痛いときは、単なる寝違えではなく、頸椎や前頚部に問題があるときです。
放っておいても数日で治りますが、その間はとてもつらいもので、仕事や勉強に集中できません。また、数日たっても治らない場合は、肩こりや疲労が深いとき、あるいは単純な筋肉の炎症だけではないということです。全身のケアが必要です。
痛くなったら無理に動かさないこと、揉んだりしない方がいい。軽く圧迫する程度ならかまいません。腕に疲労があるようであれば、腕を揉んだり、押して痛いところや気持ちの良いところを指圧します。
寝違えのときに使う経穴(つぼ)
局所の圧痛点や硬結に浅刺 頸椎胸椎上の圧痛点 手三里 四とく 後けい