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嵯峨水尾は、山城の国から丹波の国に向う街道の村として栄えてきました。“柚子の里”でもあり、ゆず風呂も有名です。最盛時には百戸を数えましたが、大火に見舞われて以来衰微してきました。清和天皇の御陵があることから、御所から使節が来ることもあります。 円覚寺もまた清和天皇を祀る寺で、村の中心です。六斎念仏は、この寺に村の者が集まって、毎年8月16日に盂蘭盆の行事として営まれます。新仏が出れば、門口に立って念仏をすることもあります。いわゆる、空也堂系の念仏六斎であり、“水尾の鉦講”とも通称されます。子供の時から遊びながら六斎念仏に親しみ、節回しを覚えるそうです。 曲は、“発願”から“白米”等に至る流れで、一通りすると半時間程度かかります。 鉦方3名、太鼓方6名の構成が通例です。(※下の写真は、鉦1、太鼓4の編成の時) |

左が鉦方。首から下げた鉦を叩き、念仏を主導する。

しだいに調子が激しくなり、太鼓にも動きが加わる。

先が球状になったばちを用いる。
円覚寺
(京都市右京区嵯峨水尾宮ノ脇町)

8月16日午後5時30分頃から盂蘭盆奉納
(時間は大体の目安です)
JR『保津峡』駅から歩けば…、1時間弱(約4km)ほど
車なら、狭く急な山道ですので、十分ご注意下さい
円覚寺六斎念仏保存会