| Vol. 12 労使なかよく職場改善、まずは従業員代表を選びましょう |
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| パソコンを始めとする機械は、業種や職種を問わず、日常の業務において欠くことのできない存在になりました。しかし、いくら機械化を進めたとしても、職場の人間関係は決してなくなりません。会社を運営するのも、そこで働くのも、お客さまも、それぞれがひとりの人間です。人とのふれあいが少なくなればなるほど、ふとした折に感じる優しさ、ぬくもり感は、機械で代用できるものではないですよね。 私たちは日々生きていかなければなりません。生きるためには働かなければなりません。でも、同じ働くのなら、楽しく働きたいものです。私達の職場は、大なり小なりさまざまな人間が行きかっています。業務はハードであっても、和気あいあいの雰囲気で笑顔の絶えない職場がたくさんある一方、人を使い捨てるかのごとく扱い、労使トラブルの絶えない職場も多く存在します。 さて、会社を動かすには従業員に動いてもらう必要があります。従業員に効率よく働いてもらうなら、どのようにすればよいでしょうか。従業員も人間です。いろんな欲求や感情を持っています。そういった一人ひとりの人間性を尊重することが大切です。社長以下、従業員それぞれが職場での運命共同体という意識を高め、 「私はこの会社の一員なんだ」 という気持ちを持つことができれば、従業員の仕事に対する意欲は必ず高まってきます。 具体的にどうすればよいのか、これはとても簡単なことです。職場内で気持ちを通わせればいいのです。ちょっとした時間を使って、お菓子をつまみながら、ざっくばらんに仕事の進め方や職場環境について話をしあう職場懇談会を行うもよし、従業員を対象とする社内報(職場内の従業員を対象に発行する新聞)を作るもよし。例えば、「総務部総務課 山口六平太」(作:林 律雄/画:高井研一郎)という漫画をご存知でしょうか。この漫画では、総務部内で冗談を言いながらも、しょっちゅう職場の話をしあっています。 話し合うのは、とても大切なことです。ただ、職場ではどうしても、トップと従業員のお互いの気持ちをめぐらせるのは難しいものです。経営者の立場と労働者の立場では、経営計画から人事・福利厚生にいたるまでの基本的な考え方が違ってくるからです。また、トップの地位にいる人は少数ですが、従業員はたくさんいます。個々の従業員でも、考え方に差があるでしょう。そこで、さまざまな従業員の意見を束ね、トップと話をする役割を持つ従業員代表というものを選んでみてはいかがでしょうか。 就業規則を始め、さまざまな労使協定(特に、時間外・休日労働協定 いわゆる36協定)を結ぶときに、確かに従業員代表の選出は必要です。しかし、その役割だけにとどめるのではなく 「仕事に対する思いを共有するための、経営者のよきパートナー」 と考えてみてはいかがですか。きっと仲良く、労使で職場改善を進めることができるに違いありません。 さて、せっかくですから、法律で規定された従業員代表の役割を確認しておきましょう。従業員代表は、
従業員代表は、その会社の従業員であれば誰でもなれるわけではありません。条件を満たした人が、民主的な手続きを経て選ばれる必要があります。なお、労働者間での対立や抗争による混乱を防ぐために、署名を集めることが一般的なようです。
例えば、従業員代表の選出を立候補制にして、使用者がある従業員に「キミが従業員代表に立候補してくれ」と頼んで立候補してもらいます。その結果、その従業員しか立候補する人がいなかったとき、信任投票をして過半数の支持が取れれば、使用者の意に沿う人を従業員代表にすることができます。とはいえ、あくまで「仕事に対する思いを共有するための、経営者のよきパートナー」として、従業員代表を選んでいただくことを、ここでは提案いたします。 |
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