走れば溶ける ストラバイト(尿晶)

ストラバイトが出た我が子の膀胱切開・ペニス切断を避けるには、予防最優先!
それには、何より運動第一。一に運動、二に運動、三四がなくても五に運動。
運動効果(尿の酸性化)を尿のpH(ペーハー、ピーエッチ)検査で確認できます。
ただし、運動オーバーは短命になりがち。愛犬の適正運動量を把握してください。
 

 


犬の巻

 ストラバイトは走れば溶ける! 走って走ってランランラン♪

 
結石を防いでやるのは親の役 急いで走れ 全力疾走!

ストラバイトの予防なんて、あっけないほど簡単です
だまされたと思って、試しに走らせてやってください
(ただし、老犬や肝腎心など臓器不全の病弱個体に運動療法は不適です) 

 


 
 


 室内暮らしの幸せな犬たちは、運動不足+電磁波の害によって、冬になると特にストラバイトが出来やすく、尿閉になりがちなんだろうと推察されます。
 論より証拠、毎年、冬になると
特許pHスティックの受注件数が急増します。寒くて飼い主さんが出不精になり、室内暮らしの犬たちの運動量が激減するからに他なりません。
 それに加え、冬には電磁波の害が増えるように思われます。
 我が子(犬)が寒くないようにと、ホットカーペットの上や赤外線コタツの中などで寝かせてあげる心優しい飼い主さんが多いのですが、それらの電気製品から放射される電磁波によって、カルシウムイオンが体細胞から流出し尿に出てきます。そのため、一晩中、尿のpHがアルカリ性のまま経過するわけです。

 

 


尿を一過性に酸性化させる適正運動量は徐々に変化します

 ストラバイトのキーワードでブログを検索したところ、いやにシャレたタイトルが目に止まりました。「1に運動、2に運動」だなんて、私のスローガン「1に運動、2に肉食」をもじったらしく、気が利いてるなあ(感嘆、好感)。ところが、散発的な文字をつなげてみると、どうやら膀胱の中に結石が詰まっていて、それを溶かすために走れ走れと懸命にやってるらしい。
 膀胱内の砂粒がストラバイト(尿晶)の段階なら、犬を走らせて尿を酸性にしてやれば確実に溶けて消えます。でも、ストラバイトの周囲にカルシウムなど他の尿成分が結合して結石化していたら、もはや手遅れ。犬を走らせたって意味がありません。
 砂粒が尿晶なのか結石なのか、鑑別するのは簡単。X線で撮影し、フィルムに粒々の影が写れば結石(ストラバイト由来の結石)です。フィルムに写らなければストラバイト(尿晶)だから、尿を酸性にすれば溶けます(お酢を膀胱に注入して鑑別することもできる)。
 粒々の大半は尿と一緒に体外へ出てしまう場合が多いけれど、膀胱内に残って大きな結石になると厄介です(膀胱切開して摘出しなければならない)。そうならないように膀胱洗浄によって異物を吸い出します。ということをコメントしようと思ったのですが、走っている犬たちの写真が無限(?)に続いて書き込み欄に辿り着けず、途中で親切心を放棄しました。

 我が子の病気や老化をダシにしてブログランキングとやらに励む飼い主の心理たるや、とうてい私の理解し得ざること。マンガや携帯電話メールの短文に馴れた若者たちの国語力劣化は著しい。もしもブログ発行者が、このページの表題(ストラバイトは走れば溶ける)だけを見て、全て分かったつもりになったのだとしたら、犬たちが可哀想でなりません。
 膀胱内の砂のような固形物が尿結晶(ストラバイト)の段階であるなら、全力疾走たったの1回で消えてしまいます。お酢(強酸性)にストラバイトを漬ければ、みるみる溶けていくのが分かります。何日も走らせる必要はないのです。毎日、毎日、全力疾走させても膀胱内の砂が消えないのは、その砂がストラバイトでなく、本物の結石になっているからです。

 だから、毎日一度でも弱酸性(pH6.4±0.2)以下の酸性尿が出ていれば、室内暮らしの犬たちをストラバイトの不安から必ず逃げ切らせることができます。尿pHを確実に低下させるには、毎日どのくらい歩かせれば良いか、走らせれば良いか、あなたの愛犬ごとに適正運動量の見当をつけておきましょう。尿pHが低下しない短距離を歩いているのに、あなたが運動させたつもりになっていたのでは、毎日のトイレ散歩がムダになってしまうからです。

 ただし、適正運動量は犬の成長や老化に伴って変わることを忘れないでください。
「1歳で膀胱結石の摘出手術をし、再発防止のため毎日たっぷり歩かせていた。それなのに2年後、またもや膀胱結石が再発してしまった。運動励行でストラバイトの再発を予防できるなんてウソじゃないか」、という苦情が過去6年間に1件だけありました。
 1歳のときと3歳の今とで、適正運動量が違うのは当たり前じゃないの。1歳当時の散歩距離では短すぎるため、3歳になった愛犬の尿pHが低下しなかっただけのことです。
 ときどき、散歩や疾走など運動後の尿pHをチェックしてあげてください。そうしていれば、愛犬の結石再発を確実に防ぐことができたはずです。<2007/10/13 追記>
 

 


尿にキラキラ光る粒々が見えたら SOS 

 理屈はどうであれ、暖かい室内に閉じこもりがちな冬、我が子の尿にキラキラ光る砂粒を見つけたなら緊急事態です。今すぐ寒い屋外に我が子を連れ出し、広場に放して走らせてやってください。放せる場所が近所になければ、愛犬と一緒にジョギングするか、自転車やバイクに乗って引っ張るなどして、とにかく愛犬を走らせましょう。
 走れば尿pHが低下して弱酸性〜酸性となり、ストラバイト(尿晶)は溶けて消えます。その結果、ストラバイト由来の結石(ストラバイトの周囲にカルシウムなど他の尿成分が結合して結石化)が形成されるのを防止できます(すでに結石化していれば手遅れ)。


自宅でできる お酢検査 

 特許pHスティックの発注を済ませていただきましたら、次にキッチンに行って市販の酢(どれも強酸性)を探してください。うまく行けば、先ほどの全力疾走が奏効し、次回の排尿からはキラキラ光る砂粒が出なくなっているはずです。でも、今まで犬を走らせたことがない飼い主さんも少なくないようで、ほんの数メートルくらいをチョコチョコと歩かせただけで、さあ運動が済んだと言う人もおられるようです。緊急事態だと言うのにねえ…。

 走らせ方が足りず、またもや尿にキラキラの粒々が出てきたら、「お酢検査}をしてみましょう。粒々の大きさや排尿の場所(地面、トイレシートなど)にもよりますが、つまめるものなら採取して皿など容器の上に置き、お酢を粒々にかけてください。数10分後に粒が溶けてなくなっていれば、ヨカッタ! それはストラバイト(尿晶)だから、まだ間に合います。
 今ならまだ、尿閉が起こる危険を飼い主さんの努力で防いであげられます。もっと頑張って積極的に運動させてあげましょう。
 それと、野菜・果物厳禁です。肉食オンリーの食餌に徹していただかねばなりません。生肉がベストですけど、餌代がかさばって大変なら、増量材として米・ウドン・そば・パンなどの穀物(酸性食品)+肉類・魚介類でOKです。

 もしも、不運にして砂粒が酢に溶けなければ、ストラバイトが結石化し始めていると考えられます(いわゆるストラバイト由来の尿石)。
 そうなれば尿を酸性化しても役に立たず、放置しておくと砂粒状の小結石が尿道に詰まって排尿不能(尿閉)の切迫事態を起こしかねません。小結石は尿と一緒に排出される場合が多いものの、膀胱内に残った小結石が大きな膀胱結石に発達する危険性も高い。
 そうならないように、キラキラ光る砂粒が酢に溶けないときは、一刻を争って動物病院へ、go! 尿道・膀胱洗浄によって、小結石を機械的に押し流してもらわなければなりません。
 


1:コーギー、2:G.レトリーバー、3:パグ

 特許pHスティックご利用のお客様で、一番多いのがコーギーの、2番目がゴールデンレトリーバーの、3番目がパグの飼い主様たちです。どうしてなんだろう?

 コーギーの答えが「ムツゴローの世界名犬巡り」だったか、テレビにありました。イギリスの広々した牧場で、乳牛の群を3頭のコーギーたちが猛スピードで追い立てている。群から離れた牛の後足に噛み付き、怒った牛が蹴ろうとするやパッと敏捷に跳び退がり、何度も足に噛み付いて群に戻す。背を低くして牛に蹴られないようにするため、足を短く改良したんだとムツゴロー氏が説明しておりました。
 凄いなあ。これがコーギー本来の生活なんだなあ。短足でチョコチョコ歩く可愛い姿からは、とうてい想像できませんでした。こんなに速く走れる剽悍な牧牛犬を、お座敷犬・愛玩犬並みに扱うのが大間違いなのでは? つまり、コーギーにストラバイトが多発する訳は、短足なるが故の誤解による慢性的運動不足にあり! 反論あれば、どうぞ!

 しからば、ゴールデンレトリーバーはどうなのか。私のウォーキングコースにある川の土手の遊歩道や河原、里山などで見る限り、自転車やバイクに乗った飼い主さんと一緒に走っているのは、シェパード、ボクサー、ラブラドール、ハスキー、秋田犬、ボーダーコリー、および雑種の中・大型犬ばかりです。山野を疾走するG.レトリーバーなど見たことがありません(公園の芝生の広場でボールと遊んでいる姿はたくさん見かけますが…)。
 もしかすると、賢くておとなしい盲導犬ばかりがテレビなどで紹介されているため、G.レトリーバーはノソノソ歩きが良いのだという間違ったイメージが浸透しているのではなかろうか?
 あるいは、retrieve(猟犬が獲物を咥えて持ってくる)、retriever(拾い役の猟犬)というコトバが誤解を招き、俊敏な運動は無用の犬種という固定観念が定着しているのだろうか?
私には答えが出せません。どなたか教えてください。

 パグは、ベソかいて泣きそうな顔にだまされているのかもしれません。意外と敏捷で利かん気の強い犬種なのに、ひ弱なチワワと同じように扱っているんじゃなかろうか?

 ジョギング中の飼い主さんと一緒に走っている犬は、柴やビーグルなどの中型犬が大半です。何故か、コーギーと一緒に走っている飼い主さんを一度も見たことがありません。
 大型犬と一緒にジョギングする飼い主さんの姿を見かけないのは、たぶん大型犬の脚力が強くて人間が引きずられ、制止できなくなる危険が大きいからだと思われます。
 拙宅の周囲にイノシシは居ませんが、猪突猛進するイノシシに追いつき噛みつく勇敢な犬たちに栄光あれ。人間がヒモをつないで一緒に走ったり、バイクや自転車で並走してあげたって、敏捷な犬たちから見れば、まだるっこしいほど遅いスピードなんでしょうねえ。

 いわんや「お散歩」ごときが充分な運動になりましょうや。ふだんの散歩で思うように尿pHが低下しないときは、運動不足の証拠です。きちんとシツケ(1.他人に接近せず吠えず噛まない、2.呼べば必ず戻る、3.迷子になっても自力で帰宅できる)を済ませたら、山野に、刈取りの終わった田畑に、河川敷に、海岸に、ドッグランに放してあげましょう。
 ゼイゼイと息が切れるまで、存分に全力疾走させてあげる。室内で中・大型犬を飼うからには、それなりの経済的・時間的ゆとりが望まれます。

 健康で腎機能が正常な犬なら、必ず尿pHが低下します。どうぞ頻繁に運動後の尿pHをチェックし、愛犬にとって確実に尿pHが低下する適正運動量を見定めてやってください。
 同じ犬種の同齢同性のよその犬がそうだからといって、自分の愛犬も同じだろうなどと安易に考えたら大間違いです。犬種・年齢・個体差などいろいろな要因により、数10分程度の散歩でもOKということだってなきにしもあらず。各犬各様、一概には申せません。それをキチンと押さえておかないと、運動オーバーの弊害を招く恐れがあります。
 ニンゲンでは、運動過剰による活性酸素の害が指摘されています。たぶん犬も同じだろうと思われます。運動オーバーによる老化促進を回避するためにも、あなたの愛犬にとって、尿を酸性化するのに最適な運動量がどのくらいのものか、ぜひ把握しておいてください。



屋外で暮らす犬

 この際だから参考までに申しますと、夏も冬も庭の小屋で寝ている“可哀想”な犬たちは、夜中もオチオチ眠れません。不審者はもちろん、近所の猫が庭に侵入すれば追い払います。フェロモンぷんぷんの♀犬が道路を通れば、若い♂は首輪を抜け、鎖を切り、塀を飛び越えて脱走しようと必死にあがきます。それらの緊張や興奮によって交感神経が緊張したとたん、即座に尿pHが低下します。だから、ストラバイトなんて出来っこないのです。

 夏の盛り、庭の木陰にグッタリ横たわり、暑くて暑くてハーハー喘いでいるとき、冷たい水を頭から浴びせてもらい、全身を振るわせ水を払い落とす爽快感! 生きる喜び、ここにあり。夜、蚊がプーンと飛んできたら、パクッと噛み付く。寝ていても、尾を振り耳を動かして蚊に刺されない。その緊張や小さな動きのお蔭で、屋外で寝ている犬たちの尿がアルカリ性のまま持続することは絶対にないのです(老犬・病犬は蚊やハエにたかられる…)。

 雪の積もる寒い冬、全身を丸め、ブルブル震えながら庭の小屋で寝ています。震えるのは体温低下を防ぐための生理現象ですが、それだけでなく交感神経の緊張を持続する効果もあるようです。そのためかどうか確証はありませんが、屋外で寝ている犬たちの朝一番尿はpH5.8前後に低下するのが通常です。故に、ストラバイトは絶対に出来ません。
 寒くて震えて可哀想だと思うのはご自由です。が、オオカミの子孫である犬は雪の中でも平気で寝られるのです。雪ごときで死んでいたら、とっくの昔に犬という動物は絶滅したことでしょう。カラスはもちろんスズメやウグイスなどの小鳥でさえ、寒風吹きすさぶ屋外で生き抜いています(亡き柴犬デンはカミナリを恐がったっけ。部屋に入れてとせがんだなあ)。

 庭で寝ている犬にストラバイトは決して出来ないはずなんですが、例外あり。高圧送電線や大型無線アンテナ、電柱の変圧器などの下に犬小屋があったり、わざわざ犬小屋に電気マットを敷いているときなどは要注意。ゆめゆめ電磁波の影響を忘れるなかれ。

〔お願い〕 せっかく一戸建ての家にお住まいなら、なるべく愛犬を庭で寝かせてあげていただきたい。とは思うものの、一年中、日陰に鎖で繋ぎ止めるのは可哀想です。また、だれかれ構わず通行人にキャンキャン吠えまくる犬を庭へ出すのも感心できません。非常に近所迷惑です。世間には犬嫌いの人間が少なくないので、毒薬を仕込んだソーセージを庭に投げ込まれたり、悪臭ふんぷんの消毒剤を撒かれたり、放火されたり…等、実例多し。
 家畜として人間との共生が許されている動物の条件は、@人間の役に立つこと。A人間に無害であること。飼い主に忠実であっても、他人に恐怖・不快・嫌悪などを感じさせる公害犬は、地元の保健所に有害鳥獣として駆除の願書が提出されかねません。ご愛犬を庭に出すときは、
近所迷惑にならぬよう細心のご配慮を、是非、お願い申し上げます。
 


小型犬こそ散歩が必須

 可愛らしさが魅力の愛玩犬は、ストラバイト(尿晶)なんかと無関係です。室内でチョコマカと歩くだけで充分な運動になっているからだと思われます。
 ご主人様が帰宅すると大喜び。一瞬で副交感神経優位となり、スーッと尿がアルカリ性になる。だが、玄関で歓喜のピョンピョンピョン。跳躍運動によって乳酸などの疲労物質が四肢の筋肉に生じ、腎臓で濾過されて尿pHが酸性に変わる(…のではなかろうかと推察しています。どなたか実証してくださいませんか)。

 それなのに、ときどき、特許pHスティックをお買い求めになられる小型犬の飼い主様がおられるのです。どうしてなの?
@誰に聞いた迷信か知らないけれど、栄養バランスとやらでスイカ・メロン、茹でたブロッコリーやキャベツなどのアルカリ性食品を犬に食べさせる(健康で運動充分の犬ならば何を食べさせようと平気なのかもしれませんが…)。
A冷え性で電気毛布にくるまって寝ている飼い主さんと一緒に、一晩中、朝まで電磁波を浴び続けている。体重50Kgの飼い主さんに無害であったとしても、体重5Kgの小型犬には10分の1の照射量で影響が出てくるかもしれない(電磁波 ご参照)。電磁波に無関心だった方は、インターネットで検索してください。「殺人毛布」と呼ばれているんですよ。
Bせっかく屋外へ出たのに、他の犬や猫を恐がる。水溜りで足が濡れる。きれいなお洋服に泥が付く。等々の理由にもならない理由を挙げ、排尿・脱糞を済ませるやいなや飼い主さんが抱っこしてしまう。

 「可愛いワンコチャンね」と他人に褒めてもらいたがっているかのように、ワンコを抱っこしてブラ〜リぶらぶらと公園や歩道を歩く飼い主さんが少なくありません。その気持ち、分からないでもないのです。
 私だって孫が小さいころ、抱っこして近所の公園をブラ〜リぶらぶら。アラッ可愛いお孫さんね、と言ってもらえるのが嬉しくて楽しくて至福の瞬間でした。だから、犬を抱いて歩く飼い主さんを目にしても、抱くのは止めろ歩かせろとは申せません。しかし、犬にとっても飼い主さんにとっても、言ってあげるのが親切なんだと思います。

 「モシモシ、そこのお嬢さん(ミノモンタ風に)。特許pHスティックを使ってくれてるのは貴女でしょ。ご発注いただき誠にありがたいことながら、余計な出費なんですよ。今すぐここで、抱っこしているワンコを地面に下ろしてやんなさい」

 恐そうな柴犬が来たっ! 恐いようママ助けて、キャンキャン。恐怖のストレスで交感神経が緊張し、尿がスーッと酸性化します。なのに、過保護のママはすかさず抱き上げてしまう。ああ助かった、安心した。途端に副交感神経が作動してスーッと尿がアルカリ性になる。そのまま抱っこされて帰宅し、安全・快適な室内でアルカリ性食品を食べ、ホットカーペットの上にダランと寝そべる。そんなんだから、出なくていいはずのストラバイトが出てくるのよ。

 ホントかウソか、そんな追求は別のヒマ人に任せておき、とにかく外に出たときは地上を歩かせてあげましょう。助けたい場面でもジッと我慢し、室内では体験できない恐怖のストレスをたっぷり味わせてあげましょう。朝夕2回、排尿・脱糞を兼ねた散歩によって尿pHは確実に改善され、絶えず目まぐるしく変化するようになるはずです。そうなればストラバイトは出っこないし、特許pHスティックも用なしです。

 〈銀イオンの脱臭作用はあるかもしれないが除菌作用はない、として虚偽広告を理由に製品排除命令が出されたとのTVニュースを見ました。正直なところ、表立ってニュースになるのは珍しいのじゃないかしら。インチキすれすれの広告なんて、日常茶飯のことです。
 このストラバイトだって同じようなもの。愛犬との散歩を厭い、ゴハンやオヤツやサプリなどで良くしようと望む飼い主さんの何と多いことか! 嘆かわしきかぎりです。
 あなたが老化して身体のあちこちに異常が現れたとき、食事の内容を改善しようとも、漢方薬やサプリに頼ろうとも、病院に縋ろうとも、やがて数年後、数十年後に死ぬのです。
 愛犬だけは別で、特殊な動物であるはずがありません。毎日の運動励行こそ唯一無二の保健です。走ったり歩いたりできなくなったら、後は静かに死なせてあげてください。
 チワワやポメラニアンなどの小型犬でさえ、毎日1時間も歩けるのだそうです。いわんや、中型犬や大型犬おや。小型犬も、ときどき走らせるべし。もしも、走らせられないなら、
毎日歩けよ、1時間以上! 飼い主様の
コメント集をご熟読願います。2007/11/29 追記〉

 




電気屋さんちの可愛いナナちゃん

嬉しくて激しく震える子
 近所の電気屋さんに電球を買いに行ったら、カウンターに置かれたバッグの中からネズミみたいのものが出てきたので、一瞬ギョッとしました。
 すぐにヨーキーだということが分かりましたが、全身がガタガタと激しく震えているので、またビックリさせられました。
 てっきり、見知らぬジジイが怖くて震えているのかと思ったら、そうじゃなかった。
 ニンゲンが好きで、嬉しくて嬉しくてたまらないので震えているんだそうです。
 見ていて、とっても愛おしくなりました。
「良い子だね」と頭を撫でてあげたら、ひときわ激しく震えるものだから、思わず手を引っ込めてしまったほどです

 お店にお客さんが来るたび、いつもこんなに激しく震えているのなら、ストラバイトなんか絶対に出っこありません。
 震えることで全身の筋肉が動き、疲労物質の乳酸が腎臓に流れるはずだからです。
 他の犬では尻尾を激しく振って喜びを表すのが普通です。
 尻尾だけでなく全身を震わせて喜びを表現する犬がナナちゃんだけなのか、ヨーキーという犬種に特有の習性なのか、他の小型犬種にも見られる普通の現象なのか?
 小型犬と縁がなかった私には分かりません(2008/12/17 追記)



可愛がりすぎがイケナイ

 恐怖のストレスに私が注目したきっかけは、孫娘の夜泣きです。初孫が2歳になった頃、毎晩、激しい夜泣きが続きました。夜泣きに有効とされるオルゴール、漢方薬、脊椎沿いの軽い刺激、昼間の公園での遊びなど母親は一所懸命に試みていましたが、どれもさっぱり効果が現れません。
 まだオムツをしていて尿pHの測定は容易でなかったのですが、夜中に泣くときはpH7.2〜7.6のアルカリ性の尿が出ているという。そこで爺は考えました。可愛がられすぎて副交感神経が興奮しっぱなしになると、血液などの体液がpH7.4よりアップしそうになるのではなかろうか。それを元に戻そうとして夜中に激しく泣く。泣くことによって交感神経を緊張させ、ホメオスタシス(恒常性維持機能)の体内メカニズムを作動させているのではなかろうか。

 もしもそうであるなら、夜泣き防止の最善策は、あんまり可愛がりすぎないようにすること。たまには叱ったり、お尻ペンペンも必要なのではなかろうか。それが爺の役目なのではなかろうか。てなことを考えているうち、いつのまにか夜泣きをしなくなったのです。
 どうやら、テレビで見た妖怪やオバケ・魔女などのせいらしい。「ゲゲゲの鬼太郎」を食い入るように見つめているとのこと。幼児なりに知った恐怖のストレスによって交感神経が緊張し、朝まで熟睡できるようになったのではないかと思われます(ナマハゲや獅子舞、鬼、幽霊などは、幼児の健やかな成長を願う先人たちの知恵だった?)。
 たった1例、孫娘の経過を見ただけで敷衍するのは行き過ぎかもしれませんが、私は犬や猫にも恐怖のストレスが必要なんだろうと考えるに至りました(ストレスご参照)。



「ストラバイト」は死語になる

 発見発明ができる有能な技術者・研究者も、古今東西の文献を飽きなく読み漁る優秀な学者も、大半が教師に不向きです。テレビで見ただけですが、駅前の街頭演説で大衆を魅了する政治家、お客たちにしみじみ聴き入らせる落語家や講談師、一心不乱に生徒を授業に集中させる予備校の講師…等々。凄い話術だなあ。本当に凄い。とうてい私ごときの及ぶところではございません。
 素人の児童・学生たちに先人が残した知識・技術を教え込むには、特殊な才能・技術が必要なんでしょうね。だからこそ幼稚園から小中高、高専、大学、大学院に至るまで、教師というプロが必要とされているわけです。もっとも、本物の教師が何割おられるのやら。

 お父さんの文章は古臭くて難解すぎる、誰も読んでくれないよ、と何度も娘(梨本佳与)に言われています。読めなければ読まきゃいい。犬を走らせず、猫にジャンプさせず、野菜を食わせて死なせたってオレのせいじゃない。などとうそぶきつつ、内心、ブログの世界で頻用されている絵文字に興味がないでもありません。エジプトもインカもマヤも絵文字だった。ひょっとして、日本にも独自の絵文字が発達する可能性があるのだろうか…?

 世界中で一番頭が良いのは日本人。それは幼時に平仮名・カタカナ・チャイナ字・ローマ字と4種の文字を覚え込まされるからだという(2番目は二桁の掛け算を暗記するインド人)。その頭の良さを発揮し、絵文字だけで意思を表現できるようになったら本当に素晴らしいことだと思います。
 今こうして、読みにくいと不評の拙い文章を書きながらも、チャイナ文字を借用していることが、時々、嫌でたまらなくなります。韓国が古来のハングル文字に切り替えました。遅ればせながら、日本にも独自の文字が創始されたら、こんな嬉しいことはございません。

 何をゴチョゴチョと取りとめのないことを書いているのか、その訳がお分かりですか?
私の本音(一緒に走れない病人や老人に中型・大型犬を飼ってもらいたくない)を書くか書くまいか逡巡しているからです。また、まがりなりにも日本獣医師会の会員ですので、書いてはマズイことを書かないように自制しているからです。
 さらに、持説・持論や業界内部情報などを、洗いざらいHPに吐露するのは如何なものか。目ぼしいものは、再来年あたりに出版しようと考えている自著『走れば溶けるストラバイト』(仮題)のために伏せておくべきでは…、などと計算しているからです。

 黒白はっきり書かないのだから、文章が長すぎるの、読みにくいのという批判があって当然です。どうか文章の裏を読み、行間を読み取ってください。行間を読める優れた飼い主様の愛犬は幸運なるかな。もはや二度とストラバイトに脅かされる心配はありますまい。
 賢明な飼い主様が増えることにより、やがて「ストラバイト」というコトバが死語となりましょう。「ストラバイト」を造語した缶詰業界では、サケ缶やカニ缶の中にクエン酸などを加えることでストラバイトを解決し、死語としました。今度は獣医業界の番です。犬を走らせることによって尿を酸性化する。こんな簡単な運動療法でストラバイトを確実に予防できるのです。
 どうぞ愛犬を室内に閉じ込めず、日当たりの良い広場で走らせてやってください。敬具

 

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