Dr.中島健次 技術士・獣医師・農学博士 (1941年/東京・麹町生)
1945年、あと半月で4歳の夜、母方の実家(品川区荏原)にて爆撃され、品鶴線(今の新幹線)の土手に逃げて火炎下を生き延びる。 B29に体当たりしてポッと赤く燃えて消えて行く小さな戦闘機を夜空に見上げ、大人たちと一緒に泣きながらバンザーイバンザーイ。
翌朝、賑やかな商店街は茫々の焼け野原、土手の上から中延の、戸越の駅が見える。 右手の遠くの方に大井町の駅まで見える。 二葉町会長(帝都防衛団荏原分団長)だった祖父の指揮で、大人たちは黙々と黒焦げの焼死体を集め、日本光学の横の橋の上から六郷川へ投げ捨てていました(江戸東京博物館の空襲コーナーに品川区の焼死者17名と書いてあったが間違いです。暗渠の入り口の橋まで焼けトタンに乗っけて運んできたものだけで数10体はあった)。
品川区立原小学校2年生のときシベリヤ抑留から父が生還。 第一銀行復職により渋谷区立本町小学校へ転校、東京学芸大学付属世田谷中学校卒、都立西高等学校卒、1964年
東京農工大学獣医学科卒・獣医師、1973年 東京大学農学博士(大学院経由でなく論文提出)、1973年 科学技術庁技術士試験合格、技術士中島事務所を開設(守秘義務のため業績の大半を世に出せない)。
ジューイ Dr.中島健次の横顔
技術士中島事務所について
群盲撫象・多岐亡羊・シンプル最善・矛盾無視
〔群盲撫象〕 多くの盲人が象を撫でて、それぞれ自分の手に触れた部分だけで巨大な象を評するように、凡人が大事業や大人物を批評しても、単にその一部分にとどまって全体を見渡すことができないことにいう。
(岩波広辞苑第三版)
象の鼻を撫でた者が象とは蛇みたいにクネクネと動くものだと言い、牙を撫でた者がカチンカチンに堅い石みたいなものだと言い、耳を撫でた者が大きなウチワみたいなものだと言い、足を撫でた者が……。
小学生のとき目にした熟語辞典の挿絵が、今も記憶に残っています。
そのせいなのでしょうか、長じて研究関係の仕事に進んだ私には、ちょっと困った癖が身についてしまいました。 自分がしたことも、他人のやったことも、どうせみんな、ただの群盲撫象にすぎないのではなかろうか?
そんな冷めた疑念が、いつもいつも、頭につきまとって離れないのです。
少し勉強すれば誰でも経験するはずですが、自然現象は摩訶不思議。 ちょいと一皮めくれば、たちまち本に書いてない前人未踏の世界に迷い込んでしまいます。
そのとき、本能的にヤバイと感じて素早く引き返すお利口さんと、前人未踏なるが故に一番槍の野心に駆られて突進するバカとに分かれます。 もちろん前者が圧倒的に多いのですが、後者の一人である私が自得した自然科学観は、昔から言われている古臭い群盲撫象でした。
自分では真実を見抜き、真理を発見したつもりでも、実際はテーマのごく一部分、ほんの一面を捉えただけにすぎない。 だからと言って、それがクダラナイというわけでは決してありません。
独自の持説持論なく、定説の枠内に安住する常識人たちの「正論」に比べたら、たとえ断片的独断的で怪しげな知見といえども、極めて貴重で有益です。
でも、群盲撫象的な個人的見解を網羅し集約しようとするとキリがなく、多岐亡羊になりかねない。そこで、シンプル最善。単純に単純にと考える。
サラダ油のテレビCM「美味しけりゃ良いのよ、理屈なんか」と同様、人も動物も、体調がすぐれぬときに肝要なのは効果です。治りゃ良いのさ、学理なんか!
群衆に日本の国旗を焼かせ、大使館を汚損させても謝罪しない国から輸入されたものは、どんなに安価でも私は買いたくありません。 ニンニクやラッキョウ、ウナギなど値段を気にせず国産品を選んでいます。 金融資産1億円ゲットが勝ち組の条件なら、私は負け組です。 でも、チャイナ産物を買わなくても暮らせるだけの経済的ゆとりがあれば、勝ち組なのではないかしら。
それはさておき、大昔のチャイナ人が発明した文字や熟語は実に素晴らしい。 チャイナ文字の渡来以前に書かれたとされる秀真伝(ホツマツタヘ)などの純粋和語を学んだこともあるのですが、残念ながらチャイナ熟語の鋭さ・深さには及ばないように思われました。
たとえば、「群盲撫象」の4字が意味する自然観・社会観の延長に、「矛盾」を是認する世界が展開します。 矛盾する二つの事象の正否を追求し片方を排除するのではなく、相反する両者の存在を肯定し容認する。
その辺の機微が分かるようになると、もはや異論乱立ごときは屁のカッパ。 多少の違いなどに目クジラ立てるのがバカらしくなります。 どいつもこいつも、どうせ群盲撫象なんだ。 そう考えれば腹も立ちません(ただし、酸性・アルカリ性体質論は別で容認不可)。
お客様からいただいた ありがたい手紙
(追記) 連日、チャイナ製「毒入りギョーザ事件」のニュースが報道されています。
6年以上も前、2001年12月に上記チャイナ製品ノーを書いたとき、まさか今日あるを予見していたわけではありません。 最近、夜間頻尿を回避するため、生でなく干した果実を食べるようにしております。 昨日、近所のス−パーで手に取った乾燥バナナは、袋の裏に原産国エクアドルと印刷されているのを確認してから買いました。 バナナの隣にナツメが置いてあり、乾燥してあるのにミズミズしく美味そうに見えたので一緒に買いました。
ナツメと言えば、シルクロードの隊商の常食だったというイメージがあり、てっきりアラブあたりから輸入されたものと思い込んでおりました。 家に帰って食べてみると、干しバナナよりも美味い。 ところが、袋の裏側の表示を見たら、何とまあチャイナ産だとさ。 ヘー、驚いた。 捨てようか? でも、あの高いナツメヤシの梢の上にまで農薬は噴射されていないかもしれない。 美味さに免じて捨てるのを止めました。 いずれ、チャイナフリーが日本にも定着するのでは…? 2008/02/05 Dr.中島健次 |
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