大山漢方堂薬局 漢方薬・鍼灸・東洋医学専門
岡山大学医学博士 徳島大学薬学修士 大山博行


’漢方を現代病に活かす! ' sohhaku OHYAMA ' memorial  Dr. OHYAMA KAMPO PHARMACY. 

 
大山宗伯記念・大山漢方薬局

        ' 327-0026 栃木県佐野市金屋仲町 2432  / TEL & FAX : 0283(22)1574

<大山漢方薬局の漢方カウンセラーは、岡山大学 医学博士 大山博行先生です。>

「不妊症の悩み相談窓口」吉田 和田 金居

* まずは、漢方で 「妊娠しやすい環境」を創り、「不妊体質」 を変えます。 Dr.Ohyama.

    

「不妊症」によいツボ

巷間、「子宝に恵まれる」 という言葉は耳にしますが、
望んでいても「子宝に恵まれない」ケースもあります。
そんな時、東洋医学(鍼灸・漢方薬)の
不妊治療の成果を、ご確認ください。




不妊症に効果的な鍼灸ツボ療法


不妊症は、婦人科臓器に支障がない限り、
一般的に言って虚弱体質や冷え性の方に多いようです。
頭がのぼせて足が冷える、といった症状には、
背中の第四胸椎棘突起の下から左右指四本分の場所「膏肓」、
手首甲側の関節の中央「陽池」、
足のうちくるぶしから上へ指四本分「三陰交」などのツボがもってこい。
このほか、婦人科の病気に対しては、腰に位置する「三焦兪」、「胞膏」、
へそから指四本分下の「関元」などが有効。
しかし、不妊症においては、精神的な状態も大事な要素のひとつとして考える事ができます。
日常生活のうえでの“ツボを押さえる”ことも重要なことではないでしょうか?

「不妊症の重要ツボ」
壇中(だんちゅう)、関元(かんげん)、三陰交(さんいんこう)、膏肓(こうこう)、
三焦兪(さんしょうゆ)、胞膏(ほうこう)、陽池(ようち)

<特集:不妊治療と漢方医学>

 一般に特に避妊をせず排卵日前後に夫婦生活を普通に行なっていれば、2年以内に約90%の方は妊娠をするといわれています。従って避妊をしていないのに2年以上たっても妊娠をみないご夫婦の場合、不妊症とみなされ治療の対象になります。
 漢方薬を用いた女性不妊症の治療はとても有効で、西洋医学的療法に勝る分野の一つと言えます。しかし、漢方の適応にならないケースもありますので、まず病院での検査をおすすめします。
 不妊症は夫婦間の問題ですから、当然男性に主な原因がある場合と女性に原因がある場合のふた通りが考えられます。昔からイメージ的に女性側に問題があると思われがちですが当然そんなことはなく、実際には確率的にもほぼ半々といったところです。男女両方に原因がある事もあります。
 まずは夫婦そろって一般的な検査をすることが大切です。
 まずは、不妊の原因をしっかりと把握して治療法を確立しなくてはなりません。夫婦そろって問題に取り組む姿勢が大切です。


「生理痛」によいツボ

生理痛や月経不順は、女性特有の大きな悩みです。
下腹の張りや痛み、頭痛、肩こり、腰痛、のぼせ、
足の冷えなど、症状は人によってさまざま。
一般に月経の周期は25〜36日以内といわれていますが、
この範囲を超えて短かったり長かったりしたら、注意が必要です。
そうした方は、気軽にできるツボ療法をまず試してみてください。




生理痛をやわらげる鍼灸ツボ療法

腰の第二仙椎棘突起下から左右に指四本分のところにある「胞膏」は、
特に子宮をつかさどるツボとして婦人病治療には欠かせません。
さらに、へその真下指二本分下がったところにある「気海」
と指六本分下がったところにある「中極」も、
婦人病によく効くツボです。
また、ひざ上の内側のくぼみ上端の「血海」、
内くるぶしから上へ指四本分「三陰交」も月経周期を整え、
整理に伴う不快な症状を緩和する働きがあります。

「生理痛の重要ツボ」
気海(きかい)、中極(ちゅうきょく)、胞膏(ほうこう)、
血海(けっかい)、三陰交(さんいんこう)


<女性不妊>

 女性側に不妊の原因がある場合、子宮内膜炎、卵巣腫瘍、卵管通過障害、子宮発育不全など様々な疾患が関与している事が少なくありません。このような疾患の中には、卵子が運ばれる経路が閉塞をおこしていることがあります。卵子が運ばれる経路が物理的に詰っているような症例は、漢方薬で治療するのには向いていませんので、まず手術などの西洋医学的療法を優先すべきです。これらの判別は病院で診察を受けないと特定できません。上記の疾患であっても、卵管の閉塞が認められない場合は漢方薬の適応になるケースが多くあります。そしてこれらの疾患を罹患していると、大半の方は何らかの自覚症状が出ている事が多いですが、漢方薬は原因となる疾患の治療も同時におこなえるので、体質・体調も整えられその点も長所と言えます。
 
一方不妊の原因がハッキリわからないケースや、ホルモンバランスが崩れている為妊娠しにくいケース、生理不順や生理異常のある方の不妊、受精しても着宋しにくく早期流産してしまうケース等は、漢方薬がとりわけ得意とする症例です。ぜひ漢方を試されると良いと思います。(流産防止やつわりの治療にも漢方薬は効果があります)
 
女性不妊症は西洋医学的治療を行なう場合、この疾患の性質上主にホルモン剤を使いますが、人によってはこれらの薬が体質に合わずに、体調の大きく崩れてしまうタイプの方もいます。このような人では、妊娠以前に副作用で身体がまいってしまい治療を続けられなかったり、もし懐妊に成功しても、その後の長い妊娠期間に耐えるだけの体力が不足して大変な思いをする事にもなりかねません。 このタイプの方にも漢方薬なら安心して服用できるものがお選びできおすすめできます。
 もちろんホルモン剤等の西洋医学的治療と漢方薬を併用する事もできます。
 晩婚化が進む昨今、不妊症はとりわけ女性側には、タイムリミットのある疾患と考えなくてはならないでしょう。良い方法は積極的に取り入れ試すべきです。いろいろな治療の選択肢の一つとして漢方薬もとても有効な方法といえます。お悩みの方は一度漢方療法も試してみて下さい。今までの治療でなかなか良い結果に結びつかなかった方から、妊娠のお知らせを受ける時に私も大きな喜びとやりがいを感じます。


「冷え性」によいツボ

人が急な温度変化に対応できるのは5℃以内といわれています。
外気温と室内気温の差が、その境目を超えると…。
自律神経機能が低下して、いわゆる冷房病に。
夏を迎え、屋外から冷房の効いた室内へ移動する機会が多い
夏の時期、冷え性対策に万全な備えを。




冷え性

冷え性に効くツボとしては、へその両外側に位置する「肓兪」があります。
さらに腰の第四腰椎棘突起下より左右外側へ指二本分に位置する「大腸兪」、
第一仙骨椎棘突起下から斜め下へ指一本分に位置する「上りょう」
も骨盤内の臓器を整える上で効果的です。
特に足が冷えるという場合には、足裏で足の指を屈して
最もくぼむところに位置する「湧泉」のツボも効果的。
冷房の冷たい風邪を頭・首・上背部に受けると頭痛・肩こり・風邪の元になり、
鼻の弱い人は鼻炎に、呼吸器の弱い人は喘息になりやすいので要注意です。

「冷え性の重要ツボ」
湧泉(ゆうせん)、肓兪(こうゆ)、上りょう(じょうりょう)、大腸兪(だいちょうゆ)


<女性の不妊症と漢方薬>

 女性不妊症の方は、漢方の診断ではその体質によっていくつかに分類され、漢方薬を使い分けます。大まかに分けると体力の有る無しなどを目安に、実証・中間証・虚証(じっしょう・ちゅうかんしょう・きょしょう)に分け、処方を使い分けます。これとは別に、不妊症の場合、血(けつ)という漢方の概念に問題がある、と考えられるケースが多く、この視点での分類も併行して行ないます。多くの場合不妊症では於血(おけつ)という血(けつ)の流れが滞っている状態や、血虚(けっきょ)という血(けつ)の絶対量が足りない状態が良く見受けられます。この血(けつ)というのは、いわゆる血液とイコールではなく、もっと広範囲なものを含む概念ですが、ここでは体全体に流れ、臓器や器官に栄養素を与えるもの、という理解で十分です。また機会をみて別に解説したいと思います。 ストレスなどが影響して、生理が乱れている例などでは、特にお血がその一因となっているケースが多いものです。不妊症では他の疾患と違い、きわだった自覚症状が無い事も多いので、ちょっとした身体の信号などから処方を決めていきます。

 実証タイプでは比較的体力があり、冷えるよりものぼせる事が多く顔色は赤味を帯び、便秘傾向があり、肩こり気味で生理不順・強い生理痛などがみられることが多いものです。このタイプには桃核承気湯や大黄牡丹皮湯などが用いられます。お血も強い事が多いタイプです。ただし、これらの処方は妊娠が確認されたら中止し、処方を変更する事が必要です。

 中間証タイプでは、体力は普通程度あり、頭重・肩こりなどもしばしば認められ、生理不順や強めの生理痛などもおこりがちで、やや便秘傾向があることも多いものです。ストレス過多な場合もあります。処方としては桂枝茯苓丸、折衝飲などを使う事が多く、ストレスが多いと加味逍遥散なども使います。お血の傾向もよくみうけられます。これらの処方も妊娠が確認されたら中止し、処方を変更する事が必要です。


 
虚証タイプでは冷え性の傾向が強く、疲れやすく体力があまりない、肌色が白い、痩せているかポチャポチャっと太り気味、などがよくある体質傾向で、不妊症にも多いタイプです。漢方薬では当帰芍薬散をよく用いますが、胃腸の弱い方は当帰建中湯などを使うと良い事があります。虚証タイプではお血もしばしば認められますが、それにもまして血虚の状態が問題になります。
 尚これらの処方は妊娠が確認されたのちも引き続き服用でき、つわり治療や流産予防剤としても使います。

 最近の研究で生薬の芍薬に女性ホルモン様の成分が含まれる事が判り、芍薬甘草湯(本来は筋肉弛緩・鎮痛薬として用いる)という芍薬と甘草の二種類のみからなる処方も、不妊治療に好成績があがるという研究報告があり、体質にあまりこだわらず使われるようになりました。


女性の不妊症に、よく使われる漢方薬

 不妊症の原因を漢方医学的にとらえると腎精不足(腎虚)と考えることができます。腎精不足とは発育や生殖、栄養代謝に
関わる内分泌機能(ホルモン)、神経機能の一部が未成熟又は消耗している状態(発育不全、老化)です。もう一つの原因は
於血(おけつ、血の滞り)による月経異常の場合があります。こちらは、不妊治療と同時に月経異常(無月経、月経不順、
月経困難等の治療を実施します。 

四物湯加減方(連珠飲、八珍湯、柴胡四物湯、四物湯合逍遙散、四物湯合猪苓湯、温清飲など)

不妊治療の基本漢方薬といえます。
皮膚に艶がなく、目がかすんだりつかれやすく、生理が遅れがちで量が少ない等の症状がある場合に用います.
さらに、心悸亢進、自律神経失調症状を伴う場合、貧血傾向が強く、胃腸虚弱で衰弱している場合、膠原病、皮膚筋炎を伴う場合、
月経異常、卵巣機能不全、過多月経、腎機能障害、浮腫、腎炎、血尿をを伴う場合、のぼせが強く、皮膚疾患を伴う場合など、
各種、不妊治療に応用できる。

当帰芍薬散合人参湯、桂枝茯苓丸合当帰芍薬散、桂枝茯苓丸加意苡仁合当帰芍薬散など

冷え症で疲れやすく、一般的に色白でむくみや頻尿又は尿利減少などの症状がある。低血圧、月経異常を伴う場合。
各種、不妊治療に応用できる。

逍遙散、加味逍遙散など

生理が早くなったり遅くなったりで量は少ない。動悸がしたり精神的に不安定であったりする。生理前に乳房が張って痛み、
おなかも張って痛む。さらに、のぼせや喉の渇きがある場合に用います。
各種、不妊治療に応用できる。

通導散合防風通聖散

のぼせ、頭痛、めまい、肩こり、不眠、不安、便秘などを伴う、「於血」を目標に用いる。
さらに肥満している女性の不妊等、各種、不妊治療に応用できる。


温経湯 

寒がりで冷えやすく肌がかさつきやすい。下痢もしやすい。生理は不順で量が少ない。
精神的に落ち込みやすく元気がない。性欲はどちらかというと淡泊。
各種、不妊治療に応用できる。
建中湯

体力がより低下し、四肢冷感、性器出血、月経通、痔、脱肛、鼻出血などを伴う場合など各種、不妊治療に応用できる。


折衝飲 

活血化於、理気止痛、「於血」を目標に用いる。高齢出産、月経困難、不正性器出血、月経不順、無月経、子宮内膜炎、死胎、骨盤内膜症、子宮筋腫、卵巣膿腫など、各種、不妊治療に応用できる。


「 弓帰調血飲第一加減 」 と不妊症

 弓帰調血飲第一加減は、血の道症や産後の諸症状、月経痛などに加え、子宮筋腫や子宮内膜症、不妊症に対しても効果を発揮します。不妊の原因には様々ありますが、子宮筋腫・子宮内膜症・子宮腺筋症は不妊症の大きな原因として不妊症関連疾患とも総評されます。
 古くから、これらの疾患のある人は、不妊しやすいといわれますが、子宮筋腫の3割程度、子宮内膜症の3〜5割程度が不妊で、また、不妊に悩む人の約半数に子宮内膜症が認められています。子宮内膜症の一種である子宮腺筋症は、かなり強い月経痛と月経血の量が増える過多月経を伴い、これも不妊の原因になることもあります。
 さらに、ダイエットなどによる卵巣機能不全などがあることに加え、最近は子宮内膜症が若い女性で急増していることや出産の高齢化など、今後ますます不妊で悩む人たちが増えることが予想されます。

於血と不妊
 不妊症患者の多くで循環障害(於血)が認められ、子宮筋腫や子宮内膜症などもオ血との関連で捉えられることから、不妊症の治療に際してはオ血の改善が重要なポイントとなります。それと同時に腎精や気血補うほか、子宮を温めるなどの漢方治療が併用されます。また、これらはホルモン療法が合わない場合などにも効果的です。
 於血を改善する活血化於は、子宮や卵巣など骨盤内臓器周辺の血流を改善して、不妊の原因となる子宮筋腫や子宮内膜症、癒着などが起こるのを防ぐように作用します。

於血が関連する症状
○下腹や鼠径部に凝りと痛みがあり、生理の前や生理中に痛みが強くなる。
○月経中にレバー状あるいはゼリー状で粘りのある黒褐色の血の塊が混じる。
○顔色や肌の色が悪く、くすみや肌あれがある。
○唇や舌に紫色の斑(オ斑)がある。

弓帰調血飲第一加減は、於血・冷え(寒滞)・気滞という“血・寒・気の滞り”を改善するはたらきが特徴であり、上記の症状に加え、イライラしたり精神的に振るわず、顔色が青白く元気のない状態の不妊症などに応用されます。

弓帰調血飲第一加減の不妊における応用例
○基本的には:月経後から排卵までの基礎体温の低い低温相を中心に応用
○排卵のためには:排卵予定日の数日前から約10日ほど集中して応用
 一般に、弓帰調血飲第一加減の使用により、月経量の増加が認められますが、やがて痛みや血の塊が少なくなり、妊娠しやすい状態になると言われています。また、体調が上向くと肌あれなどの改善も実感されます。

 なお、妊娠の可能性がある場合、高温期に入った段階で、弓帰調血飲第一加減など活血化於の薬は中止します。
 その他、不妊の治療に際しては、排卵と妊娠を維持する体をつくるために、腎精・気血を補う処方を中心に、体の状態に合わせた処方を組み合わせて、総合的に行なうことが重要です。

 以上、ごく大雑把に処方を紹介しましたが、不妊症に用いられる処方はまだ多種類あり、上にあげたものはそのごく一部です。ご自分に合っているかどうかの判断は、やはり、できるだけ優秀な漢方の専門家(医師・薬剤師)に相談して、処方を選んでもらいましょう。

 ご連絡をお待ち致しております。


 
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