長い間、コンセントにプラグを差し込んだままにしておくとコンセントとプラグの隙間ににゴミ・ホコリが付着してきます。
このゴミ・ホコリが最終的には火災に至る原因になります。
今のところこの火災を完全に防ぐことは出来ません。
以下にどのようにして火災に至るのかを図示します。

 
    コンセントににゴミ・ホコリが付着した状態です。  
   

このゴミ・ホコリが水分(湿気)を含んだ場合、微少ながらコンセントの差し刃間に電流が流れます。
さらに電流が流れ続けると溜まったゴミ・ホコリは燃焼し炭化します。
炭化することによりさらに電流は流れやすくなりますが、その値は微少なものです。(0.5A〜1mA以下)
したがって微小な電流値のためブレーカー・漏電遮断器は作動しません。
困ったことにこの時の温度は火災に至るほど非常に高温です。

   
    非常に高温のため最終的には出火に至ります。    
   
    トラッキング現象は水分(湿度)が重要な要素となることがお分かりになったと思います。
旧来の日本建築では水分(湿気)に強い構造の住宅がほとんどでした。
しかしながら近年の住宅・マンション等では気密性が高くなり水分(湿気)がこもる構造になってきたのが現状です。
今あなたがお住みになっている住宅でも多分壁や窓に結露している光景を見たことがあると思います。
加えてオール電化の例は極端ですが、今あなたがお住まいの住宅のコンセントはタコ足になってはいませんか?
多分なっているはずです。
コンセントの数が足りないほどに今の生活には電化製品は欠かせないものになってきているのです。

このような背景から今後トラッキング火災はますます増える傾向にあると考えられます。
実際に消防庁でも今まではトラッキング火災は電気火災の一部として片付けられていました。
が、 今後はトラッキング火災は火災原因の一つであるとの位置づけを考えはじめてきています。
ぜひこの機会に、どの検索エンジンでも結構ですので『トラッキング火災』または『コンセント火災』で検索してみてください。
中にはトラッキング火災が電気火災に占める割合が約6%と報告されているページもあるくらいです。
消防局のページも多くヒットすると思います。

それほど現状は『トラッキング火災』・『コンセント火災』のいうものに対して非常に
注目度が高いことがお分かりになるはずです。

   
     
  はっきり言います。
これからトラッキング火災・コンセント火災は確実に増加します。
 
   
 
 
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