皮を剥ぐ
中皮を取り出す
剥いだ皮を束ねる
`布のできるまで
`績み(しなうみ)
`織(しなおり)
○6、7月の梅雨期(湿気を含んでいるのではぎやすい)の晴れ間にシナノキを根元から切り、外皮をはぎ中皮を取り出し束にして陰干しにする。
○8月頃木灰で2、3日間煮てやわらかくする(樹脂脱却)。
 そのあと皮を1、2日間くらい糠に漬ける(精錬)。
 清流で洗って秋おそくまで陰干しにする。
○11月中旬より`裂きをして`績みという糸つなぎをする。績み終わった糸は撚
(よ)りかけを容易にするため丸巻状のヘソ玉にする。
○1月中旬から糸車で撚
(よ)りかけをする。経糸(たていと)は強く、緯糸(よこいと)は緩く作り分ける。
○湿気がないと織りにくいので、2月中旬の寒冷期をえらび3月末頃まで織りあげて躄機
(いざりばた)は格納される。

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【国指定重要無形民俗資料 `布
 `布には、力強いざっくりとした手触り、自然な色合いがあり、時間と共にその風合い・艶を増してゆきます。軽く、通気性がよく、水に濡れるとさらに強くなることから、仕事着・蒲団の表地・穀物袋・魚網・せいろの敷布などに用いられてきました。またその強靭な繊維は、縄や蓑などの生活用具の材料としても無くてはならないものでした。
シナノキはシナノキ科シナノキ属の落葉高木で、北海道・本州・四国・九州に分布。
街路樹・公園樹・建具やベニヤの材として用いられています。
東北ではモワダ・マンダ・マダなどとも呼ばれ、`布にはシナノキの他、
オオバボダイジュなども使われています。