千葉さんのカツカレー

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千葉茂さんとカツカレー  〜カツカレーの誕生

 昭和23年(1948年)当時、巨人軍のユニフォームは『銀座テーラー』にて作っていました。その店主から 紹介されたのが当店『銀座スイス』なのです。『銀座テーラー』の帰りはもとより、多摩川の練習の帰りや試合前・試合後または、プライベートなどでとよくお越しいただきました。

 とある巨人・阪神戦の前、お腹がすいて沢山食べたいし、早くも食べたい、ガツンといっき食べたく思いついたのが、『カレーライスにカツレツを乗っけてくれ!』だったのです。言われた当店はビックリです!今ではトッピングは普通ですが、当時、カレーライスに何かを乗せる発想は無かったのです。ましてカツレツを乗せるなんて、想像をはるかに絶していました。それをいとも簡単にペロリとたいらげ、あるときは二皿も食べられることもありました。
 千葉茂氏はカレーライスとカツレツは大好物、そしてカツレツは勝負に勝つ(カツ)と言う、験(げん)を担ぎ、試合前によく食べられていました。

 千葉茂氏がおいしそうに食べる姿と、見た目のボリューム感や美しさで、さっそくメニューに加え当店の人気メニューなったことはもちろん、あっと言う間に全国的に広がりました。銀座で生まれたもの・発祥のものでは、木村屋の『あんぱん』や、寿司屋 久兵衛の『軍艦巻き』などなど数多くありますが、銀座スイスの『カツカレー』もその中のひとつなのです。

 最高殊勲選手賞(MVP)を千葉茂氏が受賞したとき、賞品がなんと『子豚1頭』だったことがありました。その豚は恵まれない子供達の施設に寄付をしたのですが、カツカレーの生みの親としても有名になっていましたから、『その豚で……』と言う噂もありました。ご本人の名誉のため、寄付されたことを書き添えておきます。
 
  

銀座スイス
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