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ごあいさつ



  要プロデュース
  劇団仙台の説明
 地域仙台・宮城県・東北の現代的問題を題材にした演劇を公演することを通じて、地域の文化づくりに、いささかなりとも寄与したい、併せて、いずれは確固たる「地域劇団」を創りあげたい。これは、2005年5月14日、演劇「わが町仙台−仙台四郎の時代」の稽古初めにあたって、「この演劇公演の趣旨説明」という演劇仲間への『呼びかけ文章』に書いた劇団仙台の設立趣旨であった。
 地域劇団とは、劇団仙台の置かれている地域環境から考えてみて、条件=事情=限界の中で、創りうる劇団は、こんな姿・形なら、可能かなと考えて、表現してみたものです。リアルに、自分たちの置かれている条件=事情=限界を検討してみると、東京などにあるような、いわゆる「プロフェショナルな劇団」は、どうにもこうにも、作れそうにありませんでした。自分たちで、最大限創りうることが可能な劇団像として、劇団の内容・力量・目標・定義を、「地域劇団」としたのでした。アマチュア(業余)劇団という言葉がありますが、劇団仙台の場合(地域にこだわりがあったのが、主たるものでしたが)、年配の者10名ほどは、演劇の事以外、特に職業を持たないでおりまして、この言葉は、当たらなかったのでした。
 さて、これまでに6年を経過し、劇団の活動は、しだいに変化・発展してきており、第二期とでも言うべき段階に入ってきている。そのような認識・意識で、2010年の活動を考察してみることにする。


  劇団仙台の主たる活動は何か

 劇団活動の中心は、さとう 要 作・演出による演劇公演を、安定的、定期的に実現することです。出演劇団員の俳優は、「プロデューサー・システム」により、さとう 要の誘い・依頼により集まった方々です。スタッフは、照明に株式会社東北共立の方達をお願いし、そのほかの部署も、仙台では(今のところ)最高の方々をお願いしております。
 稽古過程は、全て『創作劇』ですので、稽古期間中でも、日々変更、改定中ですすむことが特徴になってしまっています。数年から、短くとも半年はかかって脚本・台本を作り上げ、それから、約半年の「セリフ読みから始まる稽古」期間を経て、ホール公演となります。ということで、劇団の主たる活動は、稽古場に集まって演劇公演のための稽古です。忘年会も、劇団総会もなく、ただ稽古と公演をやってきました。最初の5年間は、一年一作の作品を発表してきましたが、2010年になって、活動内容が幾つかの公演方法に拡がってしまっています。これまでの活動が、演劇公演中心でしたから、俳優中心の演劇集団になっていますが、今後の劇団の発展を図るためには、いよいよ、演劇に関するさらなる総合的な学習・実習・技術の習得を目指して、実際の力量蓄積をなさなければ、ならないところになってきています。つまり、このことが、劇団発展の第二期の意味・内容と思います。この力量向上策の具体的な取り組みとして、2010年10月31日(日)「素劇の競演」として、仙台市民活動(NPO)サポートセンター地下ホールにて、民話、現代の狂言、一人芝居の劇団内発表会を行い得た。初めてとあって、立ち上げに手間取り、目標を高くし得なかったことなどから、大きな成果をあげるという段階には至らなかったが、これまでの「社会派の芝居」とは、全く趣の違う、作品内容と演劇形式の作品を、稽古し、公演発表し得たことは、来年以降の展望を、こういう形で、一つ示し得た点、まあ、良かったことだった。


  劇団仙台のこれまでの演劇公演

 2005年10月   15日 演劇『わが町仙台−仙台四郎の時代』 2ステージ
 2006年11月  6、7日 演劇『疾駆る人−弁護士布施辰治』 2ステージ
 2007年 1月   14日 石巻にて 演劇『疾駆る人−弁護士布施辰治』 1ステージ
 2007年11月27、28日 演劇『トラップ−教育をイジメないで!』 2ステージ
 2008年10月28、29日 演劇『旭日−孫たちへの伝言!』 2ステージ
 2009年 9月22、23日 演劇『派遣村−現代日本の恐怖と貧困』 3ステージ
 2010年 3月21、22日 演劇『嘘つきワル子の挑戦−農商工等連携!?』 2ステージ
 2010年 7月    9日 演劇『1945.7.9仙台空襲−孫たちへの伝言U』 2ステージ
 2010年 8月   27日 仙台農協さんの依頼で 演劇『たんぽぽの挑戦−農商工等連携!?
                  (『嘘つきワル子』改定縮小版) 1ステージ
 2010年10月   31日 「素劇の競演」と題して 民話劇『黄金千両』 現代の狂言『朝日夕日
                  一人芝居『やまし!』の連続上演 2ステージ


  劇団仙台の現在は

 これまで、プロデューサー制を採り、劇団員として集まり、演劇公演を10回してきて、要プロデュース劇団仙台の、行動様式、考え方に慣れてくれた人たちが、55人の俳優(志望者を含む)として蓄積されてきている。
 演劇観客の人間関係(劇団支持者と内部では呼んでいる)としては、劇団から前売りチケットを郵送等で送られ、購入してくれたり、招待されたりで、芝居の公演という「劇団イベント」に、<都合がつき次第+興味のある題材であれば>、ホールまで出かけてくださり、演劇公演の観客になってくれる方たちが、延べにして、3,000人を超えて実在してくれるようになっている。この方々に「劇団サポート=後援会」を呼びかけ、会の中に、サークルやグループを呼びかけたり、読書会、詩や名作文章の朗読会、演劇やパフォーマンスのワークショップやセミナー、等のイベントを企画・案内して、演劇鑑賞だけの内容とは、違った広がりの活動を作って行きたいものと考えているが、なかなか踏み出せないでいる。実現出来ているものとしては、地域仙台の「演劇の先輩」諸氏のお話を劇団員と劇団支持者とで、親しく聞く会(名前は「劇団ケミストリー」、同じ話でも、聞く人によっては、化学反応のようにいろんな結果に結びつく可能性があるという意味)を開いてみたり、演劇公演へのいわゆる「エキストラ的な出演」(セリフが2、3あって、通行人とか、「群読者」としての出演)等を協力していただいている。
 今後は、劇団活動のすべてを、演劇公演のための「稽古中心の活動」から、より「地域・社会に目や関心を広げるような活動スタイル」に移行していきながら、一方では、地道に、誠実に、着実に、演劇作りを続けていき、第2次の発展計画を内容とする活動を創り出したいものです。

 2010年12月16日
さとう 要   




公演の様子


2009年 演劇「派遣村」−現代日本の恐怖と貧困− より
2009年 演劇「派遣村」−現代日本の恐怖と貧困− より
2009年 演劇「派遣村」−現代日本の恐怖と貧困− より






ゲネプロ 2010.7.8

打ち合わせ 音響担当 群読 「一巻の、終わりか…」

「何を考えとるか!!」 「驚きました…」 「もっとも憎むものは、、、」 モノローグ

いやな予感 「ぱあっと燃え上がって」 「僕、、お母さんを。。。」 「ぜーんぶ燃えてた」

「ずうっと、歩いて来た」 「水を汲んで来なさいよ!」 「テツオ、キミコ。。。」 「普段立派なことを言っている人が。。」

「うちにいらっしゃい」 「なぜあの時、、、」 イラクへ 「軍は恐れているんだ」

「おかあさん…」 モノローグ 「母は、、父は、、、」 エンディング






稽古の様子

「早く逃げないと!」 台本(ホン)読み 群読 群読

打ち合わせ 「一番町へ!」 演出 台本直し

「聖書が!」 読み合わせ 「おい!後藤!」 「一巻の、、終わりか…」




朗読 朗読 朗読

演出 演出 「お母さんがっ!」