RING OF FIRE マーク=ボールズのソロから発展した、ネオクラかつプログレなバンド。 前に戻る
★RING OF FIRE(MARK BOALS) '00 92点
マーク=ボールズのソロ作品。このアルバムを機会に、バンドとしてのRing Of
Fireが出来上がった。
Keyはヴィタリ=クープリとトニー=マカパイン、Gはトニー=マカパイン。Dsはヴァージル=ドナティ。
曲作りの中心はマークとトニーで、「Ring Of Fire」や「Bringer Of Pain」「Death
Row」など非常に質が高い。マークは歌メロ作りに100%関わっているために、メロディの質も高く、彼の凄絶な高音域が目一杯楽しめる。
★THE ORACLE '01 89点
Keyにヴィタリが完全参加し、バンドとして作られたアルバム。Gはジョージ=ベラス(トニーはPLANET
Xで忙しかったため)。
ヴィタリの全面参加により、よりプログレッシヴな要素が加味され、「個性派揃いのアーテンション」と言った趣がある。しかし、楽曲の質は前作の方が高く、またGのプレイが「テクニカルなだけで情感が籠もっていない」という「インペリテリ状態」に陥っているため、楽曲よりもKeyとVoのテクニックを堪能するアルバムとなっている。
さらに言えば、音質が悪く、特にドラムはガムテープで作った太鼓を叩いているような音。
バンドとしてのまとまりは感じられるし、マークがイングヴェイ作品よりのびのびと歌っているからよいのだが。
★BURNIG LIVE IN TOKYO 2002(DVD) '02 85点
会場の狭さで感じる物足りなさ、音質があまり良くないこと、などが問題点。ヴィタリ=クープリ(key)が体型までイングヴェイ化しているのには少し笑った。
楽器陣のテクニックは申し分のない。特にドラムは、レギュラーグリップであれだけのプレイをする部分は勉強になる。マーク=ボールズの歌も本調子ではないようだが(イングヴェイのライヴの時の方がすごかった)、並のヴォーカリストに比べればやはり「脅威のヴォーカリスト」だ。パフォーマンスのダサさは問題だが、「歌の上手さだけで客を魅了できる」という考え方から行けば、やはり彼は素晴らしいシンガーである。
★DREAMTOWER by RING OF FIRE
バンド作としては2ndとなるアルバム。この作品の発表に前後して、keyのヴィタリ=クープリが脱退。
で、作品の内容も、その辺りが感じられるような雰囲気。演奏の実力には文句もなく、曲の構成はやはり「巧者」の威厳がにじみ出ている。しかし、一つ一つのパートがしっくり来ていない。特にkeyのオブリが耳に付く部分が多い。アレンジも、無理にプログレ風味を出した部分が感じられ、違和感が残る。ギターがトニー=マカパインに代わって、演奏に説得力が増したのだから、非常に勿体ない。ドラマーの視点からすると、面白くなったのだけど。
音質は前作よりはるかに向上。 (85点)