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― おまかせプラン・らくらくパックの作業範囲 ―
引越しの荷造りや荷解きはご自身でされる方が多いと思いますが、荷物、または部屋数が多すぎて手に負えない、時間が
ない、あるいは単に楽したいといった場合には、引越業者のオプションサービスを利用することができます。一般
におまかせプランとからくらくパックと呼ばれる、引越業者による梱包、解梱包
サービスです。梱包のみ、解梱包のみ、部屋指定といったことも引越専門業者であればほとんどが対応しています。
このおまかせプラン、またはらくらくパックというサービスは大手引越業者のテレビCMの影響もあり、広く知られている
ようですが、利用者に誤解を招くイメージを与えているのも確かです。サービス名からして引越業者がすべてやってくれる
ものと思っている方も多いのではないでしょうか。こういったサービスを利用する際には、その作業範囲や内容を正しく
認識している必要があります。
おまかせプラン、またはらくらくパックといったサービスは、あらかじめ家具類に収納されている食器、小物、衣類などを
箱詰めし、引越し先にて元に戻していく作業です。部屋ごと、引き出しごと、棚ごと程度の仕分けはできますが、すべて元の配置に
戻すには超人的な記憶力が必要で、まず不可能です。おまかせ、らくらくといえど最終的には荷主自身の細かい作業が
不可欠なのです。
上述のテレビCMでは引越したその日から、普段と変わらない生活ができると宣伝しています。しかし、考えてみてください。
まったく同じつくりの住居へ引越すのならまだしも、部屋数も家具の配置も違う住居へ引越すのです。今まで時間をかけて
使い勝手のいいように配置してきた家具や小物の収納を、引越しをすることによって一からやり直すのですから、引越し当日から普段と変わらない生活
というのは有りえません。普段と変わらない生活を一日でも早く送れるようにするための究極のお手伝いが、おまかせ、またはらくらくだと思ってください。
荷主は荷造りの際、いるもの、いらないもの、引越し先での配置等の指示を梱包作業員にしなければなりませんし、
荷解きの際にもどこに何を配置するのか指示していかねばなりません。またご自身が使い勝手の良い住居にするのが、
このサービスを利用する一番の目的のはずですから、作業には積極的に参加しなければ意味がありません。サービス名どおりに
すべてまかせてしまうと引越作業員のセンス次第の住居となってしまいます。おまかせ、らくらくというのは、荷主が何も
しなくていいというサービスとは意味合いが異なります。
また稀に作業員を「便利屋さん」や「何でも屋さん」もしくは「お手伝いさん」と勘違いされる荷主もいるようです。
また引越業者の見積もり営業マンも、契約の際には「うちは何でもやります。」ぐらい言うかもしれません。
「お皿を洗ってほしい。」や「トイレを掃除してほしい。」などは引越屋さんの仕事ではありません。
おまかせプラン、またはらくらくパックを利用する際の引越業者の仕事は基本的に、梱包、
運搬、解梱包だけです。このことをきちんと理解しておかないと、契約違反だなんだ
と引越業者とのトラブルの原因になってしまいます。
さすがに、引越したその日から普段と変わらない生活ができる、とまではいかなくても、翌日普段どおりに会社へ出社
できる、学校へ行ける、荷物に埋もれることなく寝れるというぐらいには、こういったサービスを利用することで
可能になるのではないかと思います。
快適生活指数があるとして10が最高だとすると、6〜7を引越し当日に提供することができるのが、こういった
サービスだと理解していただければよろしいかと思います。くれぐれも過度の期待は禁物です。引越しをするのは
あくまでご自身だということを忘れてはいけません。
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