◎ 建築設計事務所って
工事は一切しないで、お客様の立場になって設計し、工事施工者(工務店など)を紹介し
専門的な立場で値段の交渉から契約のお世話、そして手抜きや間違った工事が無いかを監理
すると共に、全体のバランスを考慮して、材質やカラーのコーディネイトや家具、植木、門塀などの
アドバイスも行います。
工事会社の中の設計部とは少し違います。あくまで直接費用を頂く建築主の立場で厳正な仕事をします。
◎ 設計を別に頼むと高くつく?
住宅会社や工務店などに頼むと「設計無料」のように思われますが、どのような間取りにするかなどの打合せから
数十枚に及ぶ図面作成、各種の計算や官公庁への届出などが無料で出来るわけがありません。
大手ハウスメーカーや建売業者は同じ物を大量仕入れで安くなるメリットはありますが、指定品位外だと通常よりかなり割高になります。
又、モデルハウスの費用や宣伝広告費に営業マンの経費に設計や申請の費用が必要ですから、実質の工事費に約30%は上乗せしますが、
工事費の明細を見ても分からないようになっているようです。
実際に設計料はどれくらいの金額なのかはこちらをごらん頂くとして、仮に10%の設計料で設計図を作り、何社かで
厳正な見積をとり、比較すれば同じ材料でも本当に安い会社が見つかります。
この場合、いくら安く請負っても、別の建築士の監理がつけば、手抜きやいい加減な工事をしません。
ただ、建築家によっては、デザインや見かけだけで高価な材料を使ったりしますが、その辺は建築家選びを慎重する事と
総予算などは初めからはっきり言ってお願いしましょう。
見かけだけではなく、建築家は丈夫で長持ちをする材料とかをお勧めしますから、工事費自体は少し割高かもしれません。
安いものでも良い物はお勧めしますが、直ぐにやり替えとかではかえって高くつきます。
目先の出来上がりだけではなく10年も経った時点で本当の良さ、経済性が分かるのが優れた設計の値打ちです。
◎ 欠陥住宅だけは作りたくない
建築物の工事には監理者(工事が図面や仕様通りに出来ているか監督する人)の決定が義務つけられています。
住宅会社や工務店の建築士が監理をしても、工事を少しでも安く上げようとしたり、工事をする人が同じ会社の人で強く言えないのです。
中立の立場で建築的な専門知識を持って厳正に工事を監理する人がいた場合は、欠陥住宅はまず出来ません。
大手の住宅会社だから安心して工事を任せたのに欠陥だらけで、とかの相談を設計事務所に来られる方もいらっしゃいますが、
大きな問題は出来てしまってからでは、ほとんどの場合建て替える以外に方法はありません。
◎ 土地は・・まずは、何処へ相談を
土地からお求めの場合は、土地により購入してしまっても家が建たない場合もありますし、様々な法律や制約がありますから、
思った規模の建物が出来ないかもしれません。事前に建築設計事務所に購入しようとする土地について調べてもらって、建築の条件
などを考慮した上で契約する方が良いでしょう。
規模だけでなく、その土地の条件などによっては木造だけではなくて、鉄骨造や鉄筋コンクリート造の家の方がふさわしかったり、
構造を選ぶことにより、不可能だった間取りが可能になったりします。もちろんコストの問題もありますが、それも考慮の上で建築家なら提言
してくれるはすですが、住宅会社などに頼めば、その会社の都合で無理やり木造を勧めたりって事になると思います。
◎ 本当に良い家、住みやすい家は
規格住宅とかのように、何帖の部屋をここにと並べて本当に住みやすい家が出来るでしょうか?
プラン的にまず必要で快適な空間を組み合わせて、それに高さ(立体的な空間)を組み合わせることによって住まいは
構成されるべきです。
しかし超有名な建築家にありがちなデザインを優先し過ぎて、実用性や耐久性に欠けるものであってもいけません。
そのバランスの中に、オーディオルームがどうしても欲しいとか、ペットと暮らしたいとか自分の趣味やこだわりを生かせる部分を盛り込むことが出来れば
最高に幸せな家になると思います。貴方の夢を遠慮なく建築家にぶつけてみましょう。
◎ うちは地震が来ても大丈夫なの? 耐震診断て何
よく見知らぬ人が、なんとか団体で無料で診断してあげましょうとか言って来るようですが、直接訪問するのは、まず訪問販売の1種と見て
間違いないでしょう。県や市町からお知らせがあって、建築士の団体とかが本当に奉仕で診断をする場合はありますが、必ず皆さんからの
申込みによって建築士を派遣します。向こうから訪問して来るのはある会社で教育は受けているでしょうが、資格のある建築士はまず居ません。
確かに診断は無料でしょうが、常識より高価な耐震の金物や関連品を押し売りされる事が多いようです。
我々専門家から見ると、そんな事にお金をかける前に別にもっと有効な補強の方法があるのに、とあきれてしまう場合がよく有ります。
本当に、大丈夫かどうかは、専門の建築士に診断して貰い、耐震補強なりの工事が必要な場合は、必要なら工務店とかを紹介してもらい
見積りを取り、納得した金額で工事をすれば間違いないでしょう。
◎ 無料相談て本当に無料なの?
公の場で、無料相談会などは有ります。しかし、団体名などをよく注意して下さい、有資格の建築士の団体の奉仕活動で無料でする場合は有りますが、
その場で簡単に出きる範囲です。現地を見て欲しいとか、耐震などの診断や計算をする場合は有料となります。
前記でもありますが、「無料で見てあげましょう」は罠です。 「タダより高い物は無い」とも言いますが、専門の建築士に必要経費を支払って、厳正な立場で
見て頂くのが1番賢明と思われます。費用も最初の簡単な事なら数万円程度ですから、気軽に電話やメールでお問い合わせ下さい。
こちらのリンク集に全国の建築設計事務所協会がありますから、お近くの協会にお問い合わせ下さい。
特に高齢者の1人住まいの家で、被害が多いようです。もし1人住まいの高齢者が近くにおられれば、「屋根や床下の診断がいくら無料でも、私の身内(場合
により息子とか弟とか)に建築士が居るから、相談の上で見てもらいますから、今日は帰ってください」と言うようにお勧め下さい。もし相手がヤバイ会社な
ら2度と来ないでしょう。