ハーシュ・パールマン展
ギャラリーミンミン

7.5〜30

★☆

 

 

モノクロ写真作品。どこかの建物(実は作者の自宅)の屋上で夜に撮影したもの。だいたい10〜15分ぐらいの長時間露光で撮ってあるとのこと。長時間露光を活用して、シャッターが開いているあいだに作者はいろんなことをする。ペンライトでロケットのかたちを描いたり(だから、ロケットのかたちの光跡として映る)、スポットライトに照らされるロッキングチェアで本を読んだり。そうしたものが写真では半透明に映し出される。そのほか、何かが爆発する瞬間の火の玉のような写真もある。


だが、「それがどうした?」というのが率直な印象。いったい、作者はこれらの写真群で何を訴えかけようとしているのか、まったくわからない。何かを伝えようとしている痕跡すら見出すことができない。かといって、見るからに美しいとか、美しくなくても心が揺さぶられるといったものでもない。これは限りなく自己満足の世界に浸っているだけなのではないかと思わざるを得なかった。


「鑑賞者はまるで、彼の思考回路に迷い込んでしまったような錯覚に陥るだろう」という説明の文言を読んでも、何のことかさっぱりわからないし、そもそも本展に展示してあった作品とは違うものについて述べているような気がした。

(7/6)