●「光のなかの女たち」
● 2003.1.10
● ポーラ美術館
★★★★
| 昨年のニューカマー美術館の大物、ポーラ美術館にようやく行くことができた。企画展は、オープン記念となる「光のなかの女たち」。
|

エントランスを入ったところからの内部
| ギャラリースペースへ入ると、一転して窮屈な印象を受ける。パブリックスペースが地下から地上へ至る大きな吹き抜けになっていてきわめて開放感に富んでいたので、余計にギャップを感じるのだろう。天井が低いのが気になってしかたない。作品もワイヤー吊りにされているのが、オシャレさが災いして常よりうるさく感じる。 注目を集めている「光ファイバー照明」は、ライト類で直接室内を照らすのではなく、光ファイバーを通して光を導くもので、自然光に近い環境を確保できているそうである。実際に見たところ、その狙いはうまくいっているように感じた。細い光ファイバーの光源が天井に一列に並び、「数少ない大きな光源による集中光」ではなく「数多くの小さな光源による分散光」で、全体にマイルドな光環境となっている気がした。光ファイバーの小さく輝く切り口も繊細な演出効果を発揮している。
|

トイレまでオシャレ!
| 一つひとつの作品を見ていっても中途半端感が拭えない。画家の名前を挙げていけば、キラ星のごときラインナップが並ぶ。モネ、ルノワールをはじめ、アングル、ドラクロア、ドーミエ、クールベ、コロー、マネ、ドガ、ブーダン、シスレー、ピサロ、スーラ、シニャック、セザンヌ、ゴッホ、ゴーギャン、ロートレック、ボナール、マチス、モディリアーニ、シャガール、マリー・ローランサン、ピカソ、カンディンスキー、ミロ、ダリ、キリコ、マグリットなど。疑うべくもなく超一流ばかりである。にもかかわらず、鑑賞後、物足りない印象が残るのである。
|

バス停までオシャレ!