以下の文章は、2000年9月9日に掲載した、「政治とお金」です。主旨が伝わらなくなるので、多くは修正してありません。肩書きなどは当時のものです。


政治にはお金がかかって大変といいながら、議員先生方、がっちり資産形成、、

議員は決まって、「政治にはお金がかかって大変」というが、なぜ、そんなにお金がかかるんですか。そんなにお金がかかって大変なら、さっさと辞めてくださればいいものを、、。別に、国民、無理に頼んでいる訳ではありませんから。選挙中、「どうか、私を議員にして下さい」と頭を下げたのは議員達。さも、国民の為に犠牲になっているとでもいわんばかりだ。「政治」にお金がかかるのではなく、議員であり続ける事に、お金がかかるだけのことです。私財を投じて福祉施設を造った為に、財産がなくなり、破産宣告を受けた、それでも私は国民のために頑張りたいといった議員、、そんな話、聞いたことがありますか?。


新内閣が発足するごとに公開される、閣僚の「資産公開」をみても、、

ほとんどの閣僚の資産が、「億」を越えているではありませんか。いつだったか、28億という閣僚もいた。公開される額、あれは、「評価額」。実際の、「実勢価格」は、それの5〜6倍。資産1億円と公表している人の実際の資産は5〜6億円。28億の5倍、いくらになりますか ? 特に、「1億円以上の資産のある人」を条件に、大臣に任命している訳ではないので、大臣になった人の多くが、億単位の資産を持っているということは、多くの議員が、億単位の資産を持っているということだ。それでいながら、「政治には、お金がかかって大変だ」、とはよく言うものです。


鳩山さんは、庶民の味方ですか ?

逮捕された山本議員(政策秘書給与の詐欺容疑)のおかげで、「クリーン政党」のイメージに傷がついて困っている、民主党の鳩山代表。彼だって、株式の配当金だけで、年間、5000万円(本人、公表済み)。年間、5000万円ですよ。文句を言いたくても言えず、汗水たらして、自分、家族の為に頑張っている、これを読んでくれている皆さん、年収いくらですか。

年1割配当として、額面50円株で、5円の配当。それが、5000万円ですよ。額面だけで、少なくとも、5億円。今時、売買価格が50円の株なんてないから(倒産しそうな一部ゼネコン株にはあるが)、鳩山氏の所有する株式の、現在の価格が、500円でも、50億円、1000円なら、100億。2000円なら、200億円だ。株式だけでなく、代々からの資産、いくらあるのでしょうか。私のような貧乏人、想像したらきりがないので、やめるが、、。


そんな人達が集まって、「これからの日本はー」、「子供達に残すべき未来の日本はー、このままでいいのかー」、
などと、のたもうていらっしゃる。

選挙結果とはいえ、今や、4割を越す国会議員が、「ご裕福なご環境で、おすこやかにお育ちになられた」、二世、三世議員。これで、日本の政治、変わると思いますか? 代襲議員、代襲政治が繰返されるだけです。同じことが、延々と繰り返されるだけです。彼らにとって、政治、国会は、与党チーム、野党チームに分かれた、「憩いの道楽」でしかありえないでしょう。国会質疑見て下さい。与野党の緊張感、感じられますか?


「政治献金」と「用心棒代」の違いは ?

「議員と業者の関係」、「政治とお金」、何十年叫ばれているでしょうか。戦後の政治史から「お金」を除いたら、何が残るでしょうか。その世界の組関係者は、「用心棒代」を集め、それを活動資金にし、そして、議員は、「政治献金」を集める。その違いは、どこにあるのでしょうか。××議員系の××県議、××市議に、にらまれるとこわい、献金をしておこう、何かあったら、助けてくれるかも知れない、そんな程度だ。決して、政治理念、政治信条に共感しての献金ではあるまい。

「政治献金」と、組関係者の「用心棒代」、「上納金」、何の違いがあるでしょうか。大した話をする訳でもなく、政治資金を集める為にのみ開かれる、国会議員の「パーティー」。「××組、組長襲名祝賀会」なるものを開いて資金を集めるのと同じ。欠席してにらまれると、あとが、こわい。
                           

国会論戦は、本気で、やっているの ?

村山トンチャンとかいう人の前に、2ヶ月ほど総理大臣をやったことのある、民主党の羽田幹事長(当時の肩書き)。前回の国会の時だったか、国会開幕冒頭の演説で、自民党を「厳しく追及していた」、と思ったら、翌日には、自民党の人達と「親睦ゴルフ大会」だ。ゴルフをしながら、「昨日は、厳しいことをいってごめんね」とでも謝っていたのでしょうか。

「職業」として「厳しく追求」?しているだけのこと。本心から、政治信念からの「追求」ではないだろう。追求される側も、そこは心得たもの。職業として、「困ったような顔」をしているだけのこと。内心は、どうでもいいんです。真剣そうなふりをしているだけ。マスコミ受け、国民への受けをねらって、ゼスチャーとしてやっているだけのこと。そのような光景に国民は拍手をする。

よく、マスコミは、55年体制が崩壊して、政党間の対立軸がなくなった、政治に緊張感がなくなったというが、もともと対立軸なんてないんです。こういう政治を、別な意味で、「大政翼賛会政治」とでもいうのでしょうか。

                                                          2001.3.26 (月)